【日本ハム】FA権行使せず、残留を選んだ加藤貴之に期待される「ノルマ」とは
来季もチームの柱としての活躍が期待されている加藤貴(C)CoCoKARAnext
今季国内FA権を取得した日本ハム・加藤貴之投手は権利を行使せず残留することを表明した。
今シーズン、自身初の開幕投手も務めた加藤貴は、上沢直之投手と並んでチームトップの24試合に先発登板、3年連続規定投球回数をクリアとローテーションの柱としてチームに貢献してきた。
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一方、共に投手陣を支えてきた上沢直之はポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦をすでに表明。2年連続リーグ最下位から巻き返しをはかるチームにとって、加藤貴流出は避けたいところとあって、シーズン終了と同時に熱心に交渉を重ね、最大限の誠意を見せてきた。
その結果、4年総額12億円(金額は推定)という、異例の大型契約を結んだ。4年は北海道移転後最長年数となり、本人の希望をくみ、引き留めに成功した形となった。
加藤貴は残留を決めた理由にファンからの熱い声とともに球団からの高い評価を受けたことをあげた。元々、権利行使前から、プロ入り時から育ててくれたチームへの感謝の気持ちとともにチームへの愛着もたびたび語ってきただけに、推移を見守ってきた日本ハムファンにとっても胸をなでおろす結果となった。
今季はプロ8年目で開幕投手も務めたが7勝9敗と貯金を作ることはできなかった。これは打線とのかねあいもあり、難しい側面もあるが、上沢がメジャー挑戦するとなれば、いよいよ加藤貴が担う役割も大きくなる。来季はキャリアハイとなる2桁勝利を達成できるかも注目となりそうだ。
2024シーズンで契約3年目を迎える新庄監督にとっても、何よりもの朗報になったことだろう。日本ハム愛を貫いた左腕エースの奮闘に期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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