巨人・田中将大が今季3度目の登録抹消 2戦連続で日米通算199勝目足踏み、2軍で無期限調整へ
2025年5月2日(金)16時4分 スポーツニッポン
日本野球機構(NPB)は2日、セ・パ両リーグの出場選手登録および抹消を公示し、セ・リーグ首位の巨人は田中将大投手(36)の登録を抹消した。田中将の抹消は今季3度目。また、郡拓也捕手(27)と佐々木俊輔外野手(25)も登録抹消となっている。
楽天から今季加入した田中将は4月3日に今季初めて出場選手登録され、移籍後初登板初先発となった同日の中日戦(バンテリンD)で5回5安打1失点と粘って日米通算198勝目をマークした。
翌週木曜日の4月10日は試合がないため、勝利翌日の4月4日に予定通り登録抹消。4月17日に再登録され、同日のDeNA戦(東京D)でホーム初登板初先発に臨んだ。
だが、初回に2点先制されると、2回にも4失点して2回7安打6失点で降板し、移籍後初黒星。翌週木曜日の4月24日も試合がないため、登板前の予定通り4月18日に登録抹消となった。
そして、5月1日に出場選手登録され、同日の広島戦(東京D)で今季3度目の先発マウンドに上がった。
だが、初回2死から5連打されて3点先制を許し、3回8安打3失点で降板。
チームは4回以降を投げた石川、堀田、船迫、高梨、田中瑛、大勢、ケラーの7投手が延長12回まで無失点でつなぎ、3—3で迎えた延長12回に2死走者なしからキャベッジの左前にポトリと落とす執念の安打から吉川が右翼線へサヨナラ三塁打を放って劇的な勝利を飾っていた。
巨人はベンチ入りした全野手を使い切り、8投手を含む24選手が出場する総力戦。試合時間は今季両リーグ最長となる4時間39分で、試合終了時刻は午後10時40分という激闘だった。
試合後、阿部慎之助監督(46)は田中将の次回登板について「いつっていうのは言えない」と言葉を濁し、「そうなると思いますけど」と無期限での2軍調整を示唆していた。