巨人・阿部監督「隙を突けなかった」6回の走塁 赤星のバントで二塁走者・萩尾スタート切れず
2025年5月4日(日)5時30分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人0−1DeNA(2025年5月3日 横浜)
0—0の投手戦。勝敗を左右するワンプレーだった。巨人・阿部監督がベンチでがっくりとうなだれたのは6回無死二塁。赤星の小フライ気味のバントで二塁走者・萩尾はスタートできず、三塁に進めなかった。一塁手・佐野もチャージする中、ノーバウンド捕球なら併殺になる可能性もあった。それでも指揮官は「バウアーも佐野君も守備が抜群にうまいかと言ったらそうではないだろうし。そういう隙を突けなかった」と指摘した。
1死三塁なら、次打者の泉口の左飛は犠飛に十分。松本外野守備兼走塁コーチは「スタートを切れる準備というのも必要。何かできたんじゃないか」と言った。相手守備力や状況の分析も走塁に必要な要素。萩尾が「固まってしまった。冷静さともっと周りを見てやるべきだった」と悔やんだプレーで今季3度目の零敗を喫し、連勝が4で止まった。(小野寺 大)