【巨人】岸田行倫が今季初先発で一発回答 甲斐加入が刺激に 村田コーチ「一回で答えを出してくれた」

2025年5月5日(月)0時1分 スポーツ報知

6回1死、左中間にソロ本塁打を放つ岸田行倫(カメラ・中島 傑)

◆JERA セ・リーグ DeNA1ー3巨人(4日・横浜)

 巨人がDeNAを破り、首位を守った。開幕直前の発熱や4月中のコンディション不良で出遅れたグリフィン投手が今季初先発し、6回まで2安打無失点と好投し1勝目を挙げた。

 今季30試合目で初めて甲斐がスタメンを外れ、今季初スタメンマスクとなった岸田行倫捕手の適時打と1号ソロ本塁打などで東から3点を奪い、7回以降は継投で守り切った。

 村田善則総合コーチは、この日、岸田がスタメン出場したことについて「今回たまたま(2日のDeNA戦が)雨で中止になったんですけど、もともと9連戦というタイトな日程で、グリフィンのところで(甲斐を休ませて岸田で)いこうという監督の意向もあったので。雨でスライドになったけど、きっしゃんにチャンスがあって、というところで」と事前の予定通りだったと強調した。

 岸田にとっては今季初先発で重要な試合。そこで攻守で躍動して勝利に導いた意味は大きい。

 村田コーチは「しっかり存在感を示せた。当然きっしゃんにとっても良かったし、チームにとってもさらにバリエーションも増えると思う。拓也(甲斐)が一生懸命、頑張って主戦で行くと思うけど、ちょっと疲れとか、そういう意味(休養を挟みながら)では、こうやってきっしゃんが1回で答えを出してくれたことで、監督も手を打ちやすくなったんじゃないか」と評価した。

 昨年、チームで最もスタメンマスクをかぶった岸田が、甲斐のFA加入により控え捕手の立場になった。それでも村田コーチは岸田の取り組みについて「姿勢は去年から全く変わりなくて。一生懸命だし、出てない時も自分が出た時のための準備っていうか、そのへんはしっかりと、ミーティングでも聞いてやってる姿はね。卓三(大城)も一緒なんだけど」と準備に対する意識の高さを見ている。

 さらに、甲斐が加入したことで「盗んでやろうって気持ちはね、きっしゃんはあると思うし、(甲斐が)どんな発言するんだろうっていうのもすごいミーティングで聞いてるぐらいだから。吸収してやろうっていうそういう姿勢っていうのもある。それを吸収して、しっかり自分が出た時にそれを表現する」と説明。

 2軍には小林らも控えていて、12球団屈指の層の厚さを誇る捕手陣の相乗効果を強調した。

スポーツ報知

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