巨人・戸郷 復帰登板で手応え152キロ!6回3失点「また新たなスタートが切れたかな」
2025年5月6日(火)5時30分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人1—10阪神(2025年5月5日 東京D)
巨人・戸郷は4月11日の広島戦以来の復帰登板で6回5安打3失点(自責2)と試合をつくった。黒星は付いても降格前に149キロだった直球が最速152キロを計測。3回までは無安打に封じ「いい体の使い方ができた。また新たなスタートが切れたかな」と手応えを口にした。
2軍調整中に早くなっていた体の開きを修正し、初球から151キロ。苦しんでいたフォークでも空振りを奪うなど3回で3三振を奪った。ただ、4回は2死から森下に同点被弾し、6回2死三塁から3連打に失策も絡んで2失点。「一発で流れが変わったことは反省」と悔やんだ。
次回は13日からの敵地・広島3連戦で先発予定。阿部監督は今季2度目の対応なしだったが、杉内投手チーフコーチは「ああいうピッチングを続けてくれれば勝ち星は付く」と期待した。(村井 樹)
≪開幕投手で開幕3連敗以上は日本人投手では槙原以来≫戸郷(巨)が開幕3連敗。巨人の開幕投手で開幕3連敗以上は23年のビーディ(0勝6敗でシーズン終了)以来。日本人投手では91年の槙原寛己(3連敗)以来34年ぶりとなった。なお、今季の12球団開幕投手のうち、戸郷と奥川(ヤ)の2人だけがまだ白星なしだ。
≪ジャビットカチューシャ配布≫東京ドームでは小学生以下の来場者の先着1500人に球団マスコット「ジャビット」をモチーフにしたジャビットカチューシャが配布された。グッズショップでは選手の名前がひらがなでプリントされたフェースタオルを販売。試合前には巨人、阪神の両軍のキッズファンによるスピードガン対決も実施されて盛り上がった。