巨人ドラ2ルーキーがプロ初安打も笑顔なし…送球ミスが負傷招き謝罪、岡本から「気にしなくていい」
2025年5月7日(水)5時45分 スポーツ報知
9回無死、プロ初安打となる二塁内野安打を放つ浦田(カメラ・今成 良輔)
◆JERA セ・リーグ 巨人1ー7阪神(6日・東京ドーム)
快足を飛ばして一塁ベースを駆け抜けた。ドラ2ルーキー・浦田がプロ初安打をマークした。6点を追う9回先頭、阪神守護神・岩崎の2球目低めのスライダーをはじき返した。打球は二塁手がダイビングキャッチで止めたが、50メートル5秒8の足で悠々とセーフ。「我慢して、粘った結果がヒットになったと思います」。プロ8打席目で待望のHランプ。記念球は「両親にあげます」と明かした。
プロとしての一歩を踏み出したが、笑顔はなかった。「8番・三塁」で初スタメン。初回無死一塁でバントを捕球後の一塁送球がファウルゾーン側にそれ、手を伸ばしてキャッチした岡本が接触して転倒した。試合後、病院での診療を終えて東京Dへ戻ってきた主砲に「自分のミスで(けがに)なってしまって、謝りました」と頭を下げた。岡本からは「気にしなくていい」という内容のLINEが届き「言葉に表しづらいですけど、頑張るしかないと思います」と顔を上げた。
一塁側ベンチ上のスタンドでは長崎から駆けつけた父・秀明さん(56)と、都内で会社員として働く兄の大輔さん(25)が見守っていた。苦しさも味わったスタメンデビューを糧に、前進する。