阪神・中川の兄、龍世さん手記 “らしさ”全開のヒットだったね。打った時は、思わず泣きそうになりました

2025年5月7日(水)5時15分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 阪神7—1巨人(2025年5月6日 東京D)

 テレビ観戦で、プロ初ヒットを見届けた阪神・中川の兄・龍世さん(24)が本紙に手記を寄せ、3人兄姉の末っ子となる弟への思いをつづった。

 勇斗、初ヒットおめでとう!“らしさ”全開のヒットだったね。状態が良さそうだったので、スタメンで出たら打つだろうなと思っていました。打った時は、思わず泣きそうになりました。

 勇斗は3歳年下のかわいい弟。小学生の頃は、いつも後ろに引っ付いて来ていました。今も頻繁に連絡を取り合う仲。5日の試合はサードライナーで「捕られたわー」と悔しがっていました。ただ今は、1軍に同行できていて本当にうれしそう。このままずっと、1軍で最後まで走りきってほしいです。

 幼い頃、2人で遊ぶ時は、常に野球をしていました。屋外ではバドミントンの羽根とプラスチックバットで対戦。屋内でゲームをする時は野球のゲームを選んでいました。勝った方が、負けた方をひたすらにあおるので、最後は取っ組み合いのケンカになるのもセットでしたね(笑い)。あの頃から、本当に負けん気が強かったです。

 ずっと2人で野球をやっていたからか、メキメキと野球が上達していきましたね。勇斗は小学3年生の頃から、小学6年生中心の「Aチーム」で試合に出ていました。本当は小学4年生からしか試合に出場できない決まりがあったのに…。年齢をごまかして試合に出ていたのは伝説です。

 ここからは、持ち味のパンチ力ある打撃を生かして、どんどんチームの勝利に貢献してほしいです。まずは初ヒット記念に何かプレゼントしようかな。これからも頑張れ!!(中川 龍世)

スポーツニッポン

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