「先制できて良かった」巨人・岡本和真、苦手DeNA・東打ちの先制V二塁打 同学年岸田と打線をけん引
2025年5月5日(月)5時40分 スポーツ報知
3回1死一、二塁、岡本が左中間に先制の適時二塁打を放つ(投手・東=カメラ・中島 傑)
◆JERA セ・リーグ DeNA1ー3巨人(4日・横浜)
巨人・岡本和真内野手(28)が勝利につながる道を切り開いた。3回1死一、二塁。カウント1—1から東の外角チェンジアップを左中間へはじき返した。先制V打となる適時二塁打。前日3日は相手先発バウアーに完封を許しており「チャンスだったので、次につなぐ気持ちで打席に入りました。昨日0点で抑えられていましたし、今日は先制できて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
1打席目だった初回2死一塁では4球連続チェンジアップで空振り三振。2打席目で同球種を仕留め「そこはたまたまですけど、1打席目、あんなにチェンジアップが続くと思わなかったので、打てて良かったです」と振り返る。チームは東と試合前時点で6勝14敗と、現役では最多の貯金8を献上していた。岡本も試合前まで57打数13安打で打率2割2分8厘と抑え込まれていたが、各自が狙い球を絞りながら安打を重ね、左腕に土をつけた。
チーム最多今季5度目の勝利打点。阿部監督は「向こうもそうだけど、お互い大変な中で、打つ人が打てば勝つ2試合だったかなと思います」とうなずいた。今季初スタメンの同学年・岸田も一発を放つなど躍動し「練習から今日のホームランみたいな打球を打っていたので、今日は打つやろな、と思いながら見ていました」と声を弾ませた主砲。4番の頼もしさを感じさせる、GW中の一戦だった。(田中 哲)