ウイリアムズF1、ローガン・サージェントの起用を発表。8年ぶりにアメリカ人F1ドライバーが誕生
11月21日、ウイリアムズF1チームは、2023年のレギュラードライバーとしてローガン・サージェントを起用することを正式発表した。
ローガン・サージェントは2000年12月生まれの現在21歳。ウィリアムズ・ドライバー・アカデミーのドライバーであり、2022年シーズンよりFIA F2にフル参戦。11月18〜20日に開催された最終戦ヤス・マリーナを終えて、FIA F2で148ポイント獲得のシリーズランキング4位となり、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。スーパーライセンス取得条件もクリアしたことで、2015年に参戦したアレクサンダーロッシ(マノー・マルシャ)以来となる新たなアメリカ人F1ドライバーが誕生した。
「ウィリアムズからF1に参戦する機会を与えられたことは、大きな名誉であり、夢のようだ」と、サージェントはコメント。
「2021年のアメリカGPで初めてチームに合流したときから、ウィリアムズとドリルトン・モータースポーツのすべての人が僕をサポートしてくれていることに、心から感謝している」
「この1年間、ウィリアムズ・ドライバー・アカデミーの一員であったことは、僕にドライバーとして成長するための重要なプラットフォームを与え、F1という次のステージへの準備をさせてくれた。ウィリアムズ・ドライバー・アカデミーの一員となったことで、ドライバーとして成長する重要な土台を得ることができ、この次の章に備えることができた」
2023年、ウイリアムズF1はアレクサンダー・アルボンとサージェントのふたりで新たなシーズンを迎えることとなった。CEO兼チーム代表のヨースト・カピトは、2023年のドライバーラインアップが確定したことを喜ぶコメントを発表。
「アブダビで行われたFIA F2最終戦を終えて、スーパーライセンス取得の資格を得たローガンを、2023年のドライバーとして正式に発表できることを嬉しく思う」
「アレックス、そしてローガンの加入で、我々は2023年のエキサイティングなドライバーラインアップを完成させた。2021年末にウィリアムズ・ドライバー・アカデミーに参加して以来、ローガンはグローブでシミュレーターを、そして最近では4回のフリー走行に参加して、すでに十分にチームに溶け込むことができている」
また、ウイリアムズF1のスポーティングディレクターのスベン・スミーツは、「我々のドライバー・アカデミーに所属するローガンが、2023年ウィリアムズからF1に参戦する機会を与えられることは、チームにとって誇らしいことだ」と述べた。
「アカデミー出身のドライバーが我々のF1シートに座ることは、他のアカデミードライバーのモチベーションになり、プログラムの正当性とそれが提供するプラットフォームを証明するものだ。我々は彼をコース上でサポートするだけでなく、オフの間やコース外でも懸命に働き、2023年に最高の状態でシーズンをスタートできるようにするつもりだ」
「我々はみな、2023年シーズンに何が待ち受けているかを大いに期待しており、ローガンがその旅の一部となることを待ちきれない。ローガンの活躍を楽しみにしているよ」
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