「フォース・インディアF1のエントリーは有効」。スチュワードがハースからの異議申し立てを却下
AUTOSPORT web2018年11月24日(土)21時36分
ハースF1チームがフォース・インディアのマシンに関する異議の申し立てを行ったが、スチュワードは両者の主張を聞いて審議を行った結果、その申し立てを却下したことを発表した。
2018年F1最終戦アブダビGPを前に、ハースは、現在のレーシング・ポイント・フォース・インディアは、前身サハラ・フォース・インディアがデザインしたマシンのパーツを使用しているため、規則で定められたコンストラクターとはいえない(つまり、プライズマネーを受け取る権利がない)との主張を行った。
ヤス・マリーナにおいて両チーム、FIAの代表者によるヒアリングが行われた後、24日、スチュワードは、レーシング・ポイント・フォース・インディアはコンストラクターとしての条件を満たしており、そのエントリーは有効であるとの見解を示し、ハースの申し立てを却下するとの決定を下した。
“リステッド・パーツ”として指定されたパーツは、チーム自身が設計するか外部委託しなければならず、他の競技者が設計・製造にかかわることは許されない。ハースは、レーシング・ポイント・フォース・インディアは、サハラ・フォース・インディアが設計したパーツを使用しており、自製も外部委託もしていないと主張していた。
しかしスチュワードは、レーシング・ポイント・フォース・インディアがパーツを取得した時点でサハラ・フォース・インディアはすでに2018年の競技者ではなかったとして、レーシング・ポイント・フォース・インディアはFIA F1競技規則のコンストラクターの定義にあてはまるとの見解を示した。
ハースは控訴を行う意向を示した上で、裁定について詳細な検討を行うと述べている。
「フォース・インディア」をもっと詳しく
「フォース・インディア」のニュース
-
レーシングポイントF1、2020年型ニューマシン発表会をオーストリアで開催1月23日5時15分
-
「レーシングポイントF1にとって困難なシーズンだったが、いい仕事ができた」ペレス、2020年の飛躍に期待12月25日15時20分
-
元フォース・インディアF1代表のビジェイ・マリヤ、母国インドへの送還が瀬戸際に12月17日16時13分
-
レーシングポイントF1、ペレスとの長期契約を発表。2020年もストロールとのラインアップを維持8月31日11時53分
-
ペレス、レーシングポイントF1残留は確実と語る。「交渉は最終段階に入っている」8月3日17時19分
-
フォース・インディアF1売却をめぐる訴訟が進展。買収失敗のウラルカリ社がプロセスに「欠陥」と改めて主張7月22日14時50分
-
【新旧F1マシンスペック比較】レーシング・ポイント編:“コスパ”重視のRP19。完成度の高いVJM11とパーツを共有2月22日15時53分
-
新たなモチベーションを胸に2019年シーズンに挑むペレス。「目標はトップ3チーム直下の4番手」2月17日8時0分
-
【津川哲夫の2019私的新車チェック:レーシング・ポイント】経営陣変更にもブレなかった、真のレース屋職人たちの効率的マシン2月16日10時0分
-
レーシング・ポイントF1、2019年型マシンは昨年型とパーツを共有。開発が止まらないよう“費用対効果”を重視2月15日10時0分