【鹿島vs鳥栖プレビュー】勝利で4位奪取の可能性を残したい鹿島…堅守復活の鳥栖は敵地で7年ぶりの白星狙う
サッカーキング2021年11月26日(金)23時14分
[写真]=兼子愼一郎
■鹿島アントラーズ 攻撃的な姿勢を貫き通し、勝ち点3を手中に収めたい
【プラス材料】
3位確保へ勝たなければいけなかった前節の大分トリニータ戦で引き分けたチームにプラス材料は少ない。
絞り出すとすれば、中盤の組み合わせが変わることか。主将のMF三竿健斗が累積警告により出場停止で、代役はMFレオ・シルバが有力。現状のチーム状況を鑑みれば、マイナスよりもプラスに出る可能性が高いと見る。三竿は守備面での貢献度が高い一方、攻撃面での寄与はそこまで高くない。勝ちきることを念頭に置いた時、L・シルバの展開力と推進力は目的にマッチすると言えるだろう。
大分戦でも敵陣でプレーする時間が長かったが、最後のひと押しが効かなかった。豊富な運動量を誇るサガン鳥栖相手に、守備面でもろさが出る恐れもあるが、「攻撃こそ最大の防御」の考えで押しきりたい。
【マイナス材料】
終盤戦で堅い試合が多くなるとはいえ、大分戦のドローはいただけない。来季のACL出場権を得られる3位以内の確保は水泡に帰した。天皇杯の結果いかんでは4位にも出場権が回ってくる可能性はある。ただ、今の鹿島アントラーズにとって大事な試合で勝ちきれなかったことは、チーム力を示していると捉えることができる。また、大きな目標が絶たれたことで後に尾を引く可能性もあるだろう。
鹿島のサッカーにおいては、攻めるも守るも「我慢」が肝要。どちらも焦れず、丁寧にできたからこそ、タイトルを積み重ねてきた歴史がある。目標を失った今、その我慢が効くのか。淡泊になってしまうのか。戦前から自信をもって「鹿島である」と断言することは残念ながらできない。
文:totoONE編集部
■サガン鳥栖 持ち味の粘り強い堅守が復活。最高の形でホームに帰還できるか
【プラス材料】
今節を含め、残り2試合となった。3位以内には手が届かないものの、来季を見据えて少しでも勝ち点を積み上げておきたい。チーム状況がサッカー以外で穏やかではないため、鹿島アントラーズを相手にすっきりと勝ちたいものである。
前節の北海道コンサドーレ札幌戦は押し込まれながらも勝ち点3を積み上げた。その大きな要因は、守備で耐えて少ない好機で決めたことが挙げられる。「守備に関しては、基本的にはほぼパーフェクトにできた」と金明輝監督は試合後に振り返った。相手に合わせずしっかりとブロックを敷き、チーム全体でプレスをかけることができていた。今節の相手はターゲットがはっきりしている鹿島。前節同様にブロックを敷きながらワンチャンスを狙うことになるだろう。
今季ラストのアウェイゲーム。最終節のホームゲームを気持ち良く迎えるためにも凱旋を願う。
【マイナス材料】
「高い位置で引っかけて点を取るというところで、狙いどおりに点が取れた」と札幌戦の決勝点を振り返った金監督。指揮官の狙いどおりだったとはいえ、DF大畑歩夢がアクシデントで交代を余儀なくされ、コンディションの問題でMF飯野七聖が出場を回避した。彼らの回復具合が気になるところだ。
加えて、MF白崎凌兵が契約の関係で出場できない。誰が出ても同様のパフォーマンスができる状態だが、連係面には不安が残る。札幌戦は耐えることができたが、鹿島にとって狙い目であることは間違いない。今季の守備を支え続けてきたGK朴一圭を中心に耐え抜きたいが……。MF樋口雄太は「強い時のサガン鳥栖はピンチを招いても失点しない」と札幌戦後に振り返った。前節同様、その姿を見せてほしい。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
3位確保へ勝たなければいけなかった前節の大分トリニータ戦で引き分けたチームにプラス材料は少ない。
絞り出すとすれば、中盤の組み合わせが変わることか。主将のMF三竿健斗が累積警告により出場停止で、代役はMFレオ・シルバが有力。現状のチーム状況を鑑みれば、マイナスよりもプラスに出る可能性が高いと見る。三竿は守備面での貢献度が高い一方、攻撃面での寄与はそこまで高くない。勝ちきることを念頭に置いた時、L・シルバの展開力と推進力は目的にマッチすると言えるだろう。
大分戦でも敵陣でプレーする時間が長かったが、最後のひと押しが効かなかった。豊富な運動量を誇るサガン鳥栖相手に、守備面でもろさが出る恐れもあるが、「攻撃こそ最大の防御」の考えで押しきりたい。
【マイナス材料】
終盤戦で堅い試合が多くなるとはいえ、大分戦のドローはいただけない。来季のACL出場権を得られる3位以内の確保は水泡に帰した。天皇杯の結果いかんでは4位にも出場権が回ってくる可能性はある。ただ、今の鹿島アントラーズにとって大事な試合で勝ちきれなかったことは、チーム力を示していると捉えることができる。また、大きな目標が絶たれたことで後に尾を引く可能性もあるだろう。
鹿島のサッカーにおいては、攻めるも守るも「我慢」が肝要。どちらも焦れず、丁寧にできたからこそ、タイトルを積み重ねてきた歴史がある。目標を失った今、その我慢が効くのか。淡泊になってしまうのか。戦前から自信をもって「鹿島である」と断言することは残念ながらできない。
文:totoONE編集部
■サガン鳥栖 持ち味の粘り強い堅守が復活。最高の形でホームに帰還できるか
【プラス材料】
今節を含め、残り2試合となった。3位以内には手が届かないものの、来季を見据えて少しでも勝ち点を積み上げておきたい。チーム状況がサッカー以外で穏やかではないため、鹿島アントラーズを相手にすっきりと勝ちたいものである。
前節の北海道コンサドーレ札幌戦は押し込まれながらも勝ち点3を積み上げた。その大きな要因は、守備で耐えて少ない好機で決めたことが挙げられる。「守備に関しては、基本的にはほぼパーフェクトにできた」と金明輝監督は試合後に振り返った。相手に合わせずしっかりとブロックを敷き、チーム全体でプレスをかけることができていた。今節の相手はターゲットがはっきりしている鹿島。前節同様にブロックを敷きながらワンチャンスを狙うことになるだろう。
今季ラストのアウェイゲーム。最終節のホームゲームを気持ち良く迎えるためにも凱旋を願う。
【マイナス材料】
「高い位置で引っかけて点を取るというところで、狙いどおりに点が取れた」と札幌戦の決勝点を振り返った金監督。指揮官の狙いどおりだったとはいえ、DF大畑歩夢がアクシデントで交代を余儀なくされ、コンディションの問題でMF飯野七聖が出場を回避した。彼らの回復具合が気になるところだ。
加えて、MF白崎凌兵が契約の関係で出場できない。誰が出ても同様のパフォーマンスができる状態だが、連係面には不安が残る。札幌戦は耐えることができたが、鹿島にとって狙い目であることは間違いない。今季の守備を支え続けてきたGK朴一圭を中心に耐え抜きたいが……。MF樋口雄太は「強い時のサガン鳥栖はピンチを招いても失点しない」と札幌戦後に振り返った。前節同様、その姿を見せてほしい。
文:totoONE編集部
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