ペナルティに不満のペレス、スチュワードを批判したとして戒告処分。“個人的な侮辱”と見なされる/F1第23戦
レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1第23戦アブダビGPのスチュワードをレース後に個人的に侮辱したことに対して、予想されていた通りFIAから正式に戒告処分を受けた。
ヤス・マリーナ・サーキットでのF1シーズン最終戦の終盤、ペレスはマクラーレンのランド・ノリスとターン6の出口で接触した。マシンに損傷はなかったが、スチュワードはこの動きを調査対象とし、衝突を引き起こしたとして最終的にペレスに5秒ペナルティを科した。
この制裁で表彰台圏内から4位へ降格することになったペレスは、ペナルティに納得しなかった。
「スチュワードはまるで冗談だ。信じられないよ。今年の彼らは本当におかしいし、これはジョークだ。まったくの冗談だよ」とペレスは無線でチームに語った。
ペレスはこのコメントによってレース後にスチュワードのオフィスに行くことになり、そこでレースオフィシャルに対する違法行為を規定した国際競技規則12.2.1条Kに違反したとみなされた。裁定のなかでスチュワードは、ペレスの公の場での批判には何の問題もないが、“個人的な侮辱”は容認できず、12.2.1条Kに違反していると述べた。
スチュワードは以下のような裁定を下した。
「スチュワードは同ドライバーに対し、スチュワードの決定に異議を唱えることに問題はないが、個人的な侮辱にあたるコメントは国際競技規則に違反すると説明した」
「スチュワードは、彼らが無線コメントの主題であったためこの問題と明らかに対立しており、通常であればこの問題は次回のスチュワード委員会に付託されると指摘した。しかしながら今回はシーズン最後のイベントであるため、この件についてその場で対処する必要があった」
「同ドライバーは、各スチュワードに心からの誠実な謝罪を行い、その瞬間の勢いでコメントをしたこと、それが放送されるという事実やその影響を考慮しなかったことを説明した」
「彼は自身のコメントが誰かを不快にさせたり、スポーツに損害を与えたりしたことについて遺憾の意を表し、そうしたことを避けるよう努めると述べた。スチュワードは彼の声明と謝罪を受け入れる。スチュワードはまた、同ドライバーがそうしたコメントを発するような人物として知られているわけではなく、スチュワードのヒアリングでは常に極めて丁重であったことを指摘しておく」
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