ボッタス「1ストップを選んだが、タイヤを使い切り狙いどおりに順位を上げられなかった」アルファロメオ F1第23戦決勝
2023年F1第23戦アブダビGPの決勝レースが行われ、アルファロメオの周冠宇は17位、バルテリ・ボッタスは19位でレースを終えた。
■周冠宇(アルファロメオF1チーム・ステーク)
決勝=17位(58周/58周)
最善のリザルトでシーズンを終えることはできなかったが、少なくとも僕らはコース上で戦い、できることはすべて試みた。レースペースに関しては、それほど驚きはしなかった。クルマのフィーリングとペースは、昨日の予選の時と変わらなかったからだ。この週末のようなコンディションでは、とにかくペースが足りなかった。
こうして長く厳しいシーズンは終わった。ドーハの日曜、あるいはブダペストでの予選のような、いくつかのいい思い出に加えて、2024年に向けてもっといい成績を残すために必要な知識が得られたシーズンだった。僕らがレースをするために、多くの人が熱心に働いてくれた。サーキットにいるメカニック、エンジニア、各分野の専門技術者、ヒンウィルのスタッフ、そしてパートナーのフェラーリとアルファロメオ。その全員に心から感謝したい。また、アルファロメオにはこれまでのサポート、そして僕が彼らと共に過ごした2年間について、感謝の言葉を述べたい。アルファロメオはまさに伝説的ブランドであり、これからの彼らの幸運を祈っている。
来年はフレッシュな気分でのスタートになる。ヒンウィルのチームが全力で取り組んでいる新車は、全面的に刷新されたものになるので、初テストの日を楽しみにしている。来シーズンも僅差の争いになりそうだから、クルマが一歩前進すれば、ずっといいポジションを争えるようになるだろう。僕たち全員にとって大事なのは、ここで一息入れて、長いシーズンの疲れを癒やし、また来年の戦いに挑むためにフレッシュなエネルギーを蓄えて戻って来ることだ。僕個人としては、シーズン中はなかなかできない上海への帰省のチャンスだから、家族や友人たちとゆっくり過ごしたい。そして、可能な限り良いコンディションで来年を迎えられるように、しっかりと準備をしたい。
■バルテリ・ボッタス(アルファロメオF1チーム・ステーク)
決勝=19位(57周/58周)
残念ながら、今日は単純にペースが速くなかった。チームとして2台で戦略を分け、僕は1ストップで行くことにした。だが、結果的にはタイヤを使い切ってしまって、狙いどおりに順位を上げていくことはできなかった。
結局のところ、今シーズンはずっとこんなストーリーだった。まともに戦って、着実にポイントフィニッシュを達成していくには、純粋なペースが足りないというレースがあまりにも多かった。トラックサイドとヒンウィルのファクトリーのみんなにとって、長いシーズンだったのは間違いない。僕としても、ひとまずサーキットから離れて、リセットと充電のための時間を過ごせるのはありがたい。
ここまでずっと熱心に仕事をしてくれた人たちに感謝したい。サーキットにいるクルー、スイスの本拠で働くスタッフ、そしてフェラーリ(のエンジン担当者)も含めて、みんなの力に助けられた。そして、アルファロメオの長年の支援にも感謝し、今後の幸運を祈っている。彼らの歴史の一部となれたことを誇りに思う。
ここからは、2024年に気持ちを切り替えていく。来年のクルマのコンセプトは、僕が見た限りでは興味深いものだ。来季はもっと強くなって戻って来るために、このオフの間もハードワークを続けるよ。
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