ウイリアムズF1代表、2020年型マシンFW43に大きな期待「14カ月にわたる変革の成果が現れるはず」
ウイリアムズF1チーム副代表のクレア・ウイリアムズは、過去14カ月にわたるチームのハードワークと変革による成果が現れてきていると語った。
ハイブリッド時代の始まりであった2014年、ウイリアムズはグリッド上で3番手のチームだった。しかし次第にチームは序列を滑り落ちていき、中団のライバルチームに抜かれていった。また、数年にわたって徐々にパフォーマンスレベルを損なってきたエンジニアリング上の問題も、大きな打撃となった。
2019年シーズン開幕直前にテクニカルディレクターであるパディ・ロウの離脱が発表された。チームはさらに混乱し、シーズン中、ドライバーたちはグリッド最後尾で低迷することになった。
こうした苦難を経験してきたものの、クレア・ウイリアムズは事態が好転していくだろうと確信している。
「厳しい2年間を過ごしましたが、この2年間のせいでチームが萎縮することはありませんでした」とウイリアムズは語った。
「今年このチームに見られたのは、並外れたレベルの回復力と不屈の精神、そして状況を好転させるために努力を注ごうという意欲です」
「私は常に言ってきましたが、仕事というものは行ってすぐに結果が出るものではありません。時間がかかるものなのです」
「この14カ月、チーム内でかなり大規模な変革を行ってきました。その仕事の成果が今、現れようとしています」とウイリアムズは付け加えた。
「すべてのF1チームが、来年の目標を持っています。私たちはそうした目標に関しても現時点のチームの状況に関しても満足していますし、いい状態だと感じています。でもどのチームにとっても、設定した目標に到達することは常に挑戦です。テストに向けてマシンを準備することも挑戦ですが、私たちは来年はうまくやる必要があります」
クレア・ウイリアムズによると、2020年のFW43はパフォーマンスにおいて大きくステップアップするということだ。
「来年のシャシーであるFW43は、今年型よりも向上したものになると確信しています」と43歳のクレアは語った。
「間違いなく改善を成し遂げるため、目下のところ、ファクトリーで全員が作業に励んでいます」
「私たちは確実に、ジョージ(・ラッセル)とニコラス(・ラティフィ)が能力を発揮できるようなマシンを提供しなければならないのです」
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