ライコネン、アルファロメオF1での1年を振り返る「フェラーリにいた時とそれほど変わらない」
キミ・ライコネンは、フェラーリで5シーズンを過ごした後、アルファロメオに移籍した。小規模チームで過ごした2019年には彼の期待どおりに物事が進んだのだろうか?
「ほとんどの場合、そうだったね」とライコネンは答えた。
「もちろん多くは期待していなかった。なぜならチームのことを知らなかったからだ。以前にもここに在籍したことがあると言えるけれど、それもずいぶん前のことだし、いろいろなことが変わったから」
ライコネンは2001年にアルファロメオの前身ザウバーからF1デビューを飾ったが、それ以降はマクラーレン、ロータス、フェラーリで走り、キャリアのほとんどを大規模チームで過ごしてきた。
2019年ドライバーズ選手権で、ライコネンは43ポイントを獲得して12位を獲得。しかし最後の9戦でポイント圏内に入ったのは1回だけだっだ。
「終盤のレースについては、あの結果は予想していなかった。でもレースではこうなることもある。改善を続けていくことが必要なんだ。それを別にすれば、今シーズンはそれなりに良いものだったよ」
ライコネンは、フェラーリと比べてプレッシャーが小さく、コース外での雑音が少ない環境における新たな挑戦を楽しんだだろうか?
「状況はほとんど変わっていないと思う」とライコネンは語った。
「確かにレース以外の仕事は少し減った。でも週末の間に起きることにはほとんど違いがないと思う。わずかに違う順位でレースをすることになるが、それ以外のスケジュールは同じだし、フリー走行のやり方も、過去に在籍した他のチームととても似ている。もちろんうまくいったときは楽しいが、それはどこでも同じだ」
ライコネンと、チームメイトであるアントニオ・ジョビナッツィとの関係はどうなのだろうか? 2019年はライコネンにとってF1での17シーズン目だったが、ジョビナッツィにとっては初めてのフルシーズンだった。チームはライコネンをナンバー1ドライバーとして扱っていたのだろうか?
「ナンバー1やナンバー2といったものはないと思う。もちろん僕の方が経験があるから、そこには違いがあるだろうが、それ以外に変わったことは何もないよ。僕たちは互いに競い合うけれど、同士討ちは絶対に避けるよう努めている。それ以外では平等なチャンスが与えられている」
ライコネンは312戦のF1レースに出場してきた。2020年もアルファロメオに残留し、ルーベンス・バリチェロの持つ323戦というF1出場記録を塗り替えることになる。
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