苦戦が続いたアルファロメオF1。バルセロナテストの時点で「望む状態ではなかった」とライコネンが語る
キミ・ライコネンは、2020年シーズンにアルファロメオを悩ませた問題は、すでにウインターテスト後の時点で“かなり明確”に分かっていたと述べている。
アルファロメオは今年のコンストラクターズ選手権を8位でフィニッシュした。獲得した8ポイントは、ライコネンとチームメイトのアントニオ・ジョビナッツィが4ポイントずつ獲ったものだ。
ライコネンのベストリザルトは第9戦トスカーナGPと第13戦エミリア・ロマーニャGPでの2回の9位フィニッシュで、精彩を欠いたこの記録はアルファロメオの困難なシーズンを裏付けている。
しかしライコネンは、バルセロナでのプレシーズンテストという早い段階で、その兆しを感じていた。
「これはもちろんシーズン開幕前に僕たちが期待したり望んでいたりした状態ではない」とライコネンは語った。
「テストの後で、僕たちは望む状態にないことがかなりはっきりしていた。以前の速さがないことについては多くの理由があったのは明らかだ。その点についてはもちろん残念だ」
「昨年(2019年)の僕たちには速さがあったと思う。たとえその年の後半は期待していた位置にいなかったとしても、まずまずの仕事をしていたと言える」
「明らかに期待は高かった。でもすぐに望んでいる状態にはならないということが、僕たち全員にとって明白になった」
2021年シーズンはF1のレギュレーションによって、チームは2020年のシャシーの基礎を引き継ぐことを義務付けられていることから、開発の余地は限られている。
しかしながらライコネンは、アルファロメオが開発面で進歩できると同時に、フェラーリの新パワーユニット(PU)もパフォーマンス改善に希望を与えてくれるだろうと考えている。
「来年に向けて、多くの作業を行わなければならない。より上のポジションにいられるようにね」
「より優れた仕事ができるように取り組まなければならないだけだ。でもそういうものなんだ。ある年は、多くの理由があってさらにトリッキーになることもある。このスポーツでマシンが大きな違いを生み出すのは明らかだ」
「良かろうが悪かろうが、毎年期待外れの結果、良い結果、その中間の結果を出すものだと思う。それが当然のことだ」
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