東山、勝負の年の選手権へ チーム支える“名コンビ”真田蓮司&松橋啓太に注目
サッカーキング2022年12月27日(火)20時31分
東山のダブルボランチ、真田蓮司(左)と松橋啓太(右) [写真]=森田将義
今年の東山はインターハイ、選手権ともにベスト8まで進んだ昨年からの主力が多く残る勝負の年。シーズン当初は、卒業した3年生の穴をメンタル面で感じたが、試合経験を重ねるに連れてチームとしてのたくましさは増している。積み上げが感じられるのは、プレーのクオリティだ。「経験値が高いからといって変わったことを今年からするのではなく、切り替えや攻撃の精度など、より質を上げていこうと言ってきた」(福重良一監督)
質の向上は、キャプテンのDF新谷陸斗(3年)が「今年の強みは攻撃の多彩さ」と胸を張る部分にも繋がっている。テンポの速いパスワークから、右のMF阪田澪哉(3年、セレッソ大阪内定)と左のDF仲里勇真(3年)による厚みのあるサイドアタックを引き出すのがチームのスタイルだが、相手が外を警戒すれば、FW北村圭司朗(3年)とFW豊嶋蓮央(3年)への縦パスも備えている。奪ってから素早いカウンターも可能で、攻め手は多い。
そうした魅力的な攻撃は昨年からダブルボランチを組むMF真田蓮司(3年)とMF松橋啓太(3年)の存在抜きでは語れない。U-17日本高校選抜にも選ばれた真田は試合を通じて攻守両面に顔を出せることが特長。相手の嫌がる守備位置に入りながらも、得点に直結するパスを出せる選手だ。1年目から試合経験を積み、注目度も高い。相棒の松橋は、入学当初はBチームでのプレーが続いたが、「中学の時は走らないし、守備もしないキャラでしたが、東山に来てから変わりました」と大きく成長。2年目からはスタメンに定着し、欠かせない選手となっていった。3列目から繰り出す大きな展開でリズムを変えるとともに競り合いの強さを活かし、中盤のフィルター役として貢献できるのも彼の強みだ。
インターハイではCBにケガ人が出たこともあり、守備力の高い松橋が最終ラインにコンバート。息の合ったプレーを見せるダブルボランチは解体されることになったが、大会後は再びパートナーを組んでいる。「僕はあまり守備が得意ではない。(松橋が)ボランチに入ることによって、安定する」と真田が口にする通り、松橋が3列目にいると真田が前に出て行きやすくもなる。相性はピッタリだ。
「チームの目標は日本一。それは日々の積み重ねによる結果だと思う」(真田)。「昨年、インターハイと選手権ともにベスト8で敗れて悔しい思いをした。今年にかける思いはどこよりも強いと思うので、必ず日本一になります」(松橋)。二人が声を揃える通り、タイトルしか眼中にない。悲願を達成できるかは、大会屈指のダブルボランチのパフォーマンスにかかっている。
取材・文=森田将義
質の向上は、キャプテンのDF新谷陸斗(3年)が「今年の強みは攻撃の多彩さ」と胸を張る部分にも繋がっている。テンポの速いパスワークから、右のMF阪田澪哉(3年、セレッソ大阪内定)と左のDF仲里勇真(3年)による厚みのあるサイドアタックを引き出すのがチームのスタイルだが、相手が外を警戒すれば、FW北村圭司朗(3年)とFW豊嶋蓮央(3年)への縦パスも備えている。奪ってから素早いカウンターも可能で、攻め手は多い。
そうした魅力的な攻撃は昨年からダブルボランチを組むMF真田蓮司(3年)とMF松橋啓太(3年)の存在抜きでは語れない。U-17日本高校選抜にも選ばれた真田は試合を通じて攻守両面に顔を出せることが特長。相手の嫌がる守備位置に入りながらも、得点に直結するパスを出せる選手だ。1年目から試合経験を積み、注目度も高い。相棒の松橋は、入学当初はBチームでのプレーが続いたが、「中学の時は走らないし、守備もしないキャラでしたが、東山に来てから変わりました」と大きく成長。2年目からはスタメンに定着し、欠かせない選手となっていった。3列目から繰り出す大きな展開でリズムを変えるとともに競り合いの強さを活かし、中盤のフィルター役として貢献できるのも彼の強みだ。
インターハイではCBにケガ人が出たこともあり、守備力の高い松橋が最終ラインにコンバート。息の合ったプレーを見せるダブルボランチは解体されることになったが、大会後は再びパートナーを組んでいる。「僕はあまり守備が得意ではない。(松橋が)ボランチに入ることによって、安定する」と真田が口にする通り、松橋が3列目にいると真田が前に出て行きやすくもなる。相性はピッタリだ。
「チームの目標は日本一。それは日々の積み重ねによる結果だと思う」(真田)。「昨年、インターハイと選手権ともにベスト8で敗れて悔しい思いをした。今年にかける思いはどこよりも強いと思うので、必ず日本一になります」(松橋)。二人が声を揃える通り、タイトルしか眼中にない。悲願を達成できるかは、大会屈指のダブルボランチのパフォーマンスにかかっている。
取材・文=森田将義
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