ローマ教皇が「第2の大洪水&人類滅亡」を予言か 大きな破壊の予兆、恐るべき審判が下る…
――予言・ 滅亡研究家の白神じゅりこが古今東西の予言者の言葉を独自に解釈、不確実・不確定な未来を生き抜く知恵を授ける連載。地震や台風などあらゆる自然災害、紛争・戦争などの人災の発生、 重要人物の急死あるいは復活、政治的スキャンダル、 歴史的大事件などを科学的・経験的な予測を超越した“予言” を通して眺めていく。
今回は、2022年12月12日に行われたグアダルーペの聖母の祝日のミサにおいて、「ローマ教皇フランシスコが世界の終わりを予言した」ことについて取り上げる。
グアダルーペの聖母とは?
グアダルーペの聖母とは、カトリック教会公認の聖母出現現象だ。
1531年12月9日、メキシコ・グアダルーペのインディオであるフアン・ディエゴの前に聖母マリアが現れた。聖母マリアはフアンに自身が立っているテペヤックの丘に教会を建立するように求め、「司教様にここで起こったことと私の希望を伝えるように」と、願った。
すぐに彼は司教に聖母マリアの出現を伝えたものの信頼してもらえず、証拠の提出を求められた。そこで、テペヤックの丘に戻ったところ、一面にバラが咲き乱れており、ディエゴは聖母マリアに言われるがままにバラを摘み取って自身のマントに包み、司教の元まで持っていった。不思議なことに司教の前でマントを広げると、そこには美しい聖母マリアの姿が描かれていた。それを見た司教も聖母マリアの出現を信頼し、テペヤックの丘にグアダルーペ寺院が建立され、その中に聖母マリアが描かれたマントも置かれたのである。その後、1754年に12月12日がグアダルーペの聖母の祝日と定められ、この日メキシコでは大勢のカトリック信者がメキシコシティにあるグアダルーペ寺院のミサに訪れる。
グアダルーペの聖母は、メキシコカトリックの象徴であり、中南米で広く崇拝されている。救世主イエス・キリストの母である聖母マリアは、欧米では白い肌に茶色い髪をした白人で描かれているが、グアダルーペの聖母は、褐色の肌に黒髪である。これはカトリック教会が聖母マリアを先住民と同様の容姿にすることで、キリスト教を受容させやすくしたのだと言われている。
グアダルーペの聖母の祝日にローマ教皇が世界の終わりを予言!
12月12日、ローマ教皇フランシスコが、グアダルーペの聖母の祝日のミサにおいて信者らの前でスピーチを行った。
「人類にとって現在は非常に困難な時であり、苦しみに満ちた時である。戦争が拡大し、不正の嵐が轟音を立てている。飢饉、貧困などさまざまな苦しみの暗黒に覆われた地平が見えなくて暗澹たる思いになる。しかし、さらに大きな破壊の予兆があり、不穏な空気を漂わせている……」
というように、ローマ教皇は凄惨な未来を予言しているとも受け取れるような発言をしたのだ。
ローマ教皇には一体どんな恐ろしい未来のビジョンが見えていたのだろうか?
第2の大洪水発生か?
2021年、ローマ教皇は「指導者が腐敗と不正を正さない限り、気候変動によって引き起こされる『第2の大洪水』によって滅亡する危機にある」と、ノアの洪水に類するグレートリセットが起こるとコメントしたことが話題となった。それについては、過去のTOCANA記事をご覧いただきたい。
旧約聖書の「創世記」において、堕落した人類に失望した神が、善良なノアとその家族、そして動物たち以外を洪水によって滅ぼしたという記述がある。ローマ教皇が予言する凄惨な未来とは、第2の洪水の発生なのだろうか?
フランシスコが最後の教皇に⁉
さらに、そのことを補強する別の予言もある。
中世の北アイルランドのカトリック大司教であった聖マラキは、『全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言』(いわゆる『聖マラキの書』)という予言を書き残した。
『聖マラキの書』において、1143年に就任した第165代から第266代までの教皇112人についての予言がなされている。
たとえば、111人目となる教皇(前教皇ベネディクト16世)は「オリーブの栄光」と同署に記されていた。「ベネディクト」は、カトリック最古の修道会ベネディクトから由来しており、そのシンボルは「オリーブ」だった。このように、歴代教皇それぞれの特徴を象徴的な言葉で予言しており、不思議な一致を見せているのだが、112人目の現教皇フランシスコが最後の教皇になると解釈できる言葉が書かれているのだ。
そして、同書は「恐るべき審判が人々に下る。終わり。」という不穏な言葉で締めくくられている。
しかし、教皇フランシスコは前述のスピーチの続きで、「荒廃の中で、神が神聖な愛とともに降臨してきてくださったのはこれもまた救いの時でもあることを教えてくれる……」と、人類にかすかな救いがあることを伝えてくれている。
神のご加護があることを祈るしかない。
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