7割の医学生「将来の働き方が不安」医学連調査
リセマム2019年3月14日(木)18時45分
全日本医学生自治会連合(医学連)は2019年3月12日、入試不正に関する医学生アンケートの全国調査結果中間報告と提言を発表した。7割の医学生が将来の働き方に不安を感じていることが明らかになった。
医学部入試における女性や浪人生などの扱い不利による入試不正問題について、医学連では医学生がどのように考えているのか、また実際にそのような経験をしたことがあるかアンケート調査を実施。中間結果として、2019年2月1日時点で50医学部の医学科学生2,186件の回答を得た。
性別や年齢を理由に点数を一律減点していたことについてどう考えるか聞いたところ、「人生をかけて受験に臨んでいるのに、大学側の勝手な事情で一律減点をするのは、あまりにもひどい」(男性・1年)など、憤りや悔しさを示す回答があった。一方、「私立ならその大学が欲しい人材を選ぶ権利があると考える」(男性・5年)といったように、各大学の方針に沿った入試を行うことに対して理解を示す声もあった。また、「性別・年齢における差別は暗黙の了解で、あるものとして考えていた」(女性・6年)など、医学部入試にはこうした差別があることを承知したうえで受験していたという回答もあった。
医学部入試の面接において、結婚や出産、育児、家族の介護などの際の働き方といったライフイベントに関わる質問をされたことがある医学生は14%にのぼる。質問を受けていた割合については、男女間や現役・浪人・再受験で差がなかったが、自由記述で具体的な質問内容を記載したのは多くが女性だった。
東京医科大学が女性受験者の点数を一律減点していた理由は「女性は大学卒業後に出産や子育てで、医師現場を離れるケースが多い。医師不足を解消するための暗黙の了解だった」と話している。また、休職・離職する医師の存在により現場で働く医師の過重労働への不安の声もある。これらの一連の件を受けて、将来の自身の働き方に不安を感じていると回答した医学生は7割にのぼる。女性のほうが「とてもそう思う」と答えた人が多かったものの、男女や現役・浪人・再受験いずれも7割近くの人が将来の働き方について不安に思っていることがわかった。
医学部入試における女性や浪人生などの扱い不利による入試不正問題について、医学連では医学生がどのように考えているのか、また実際にそのような経験をしたことがあるかアンケート調査を実施。中間結果として、2019年2月1日時点で50医学部の医学科学生2,186件の回答を得た。
性別や年齢を理由に点数を一律減点していたことについてどう考えるか聞いたところ、「人生をかけて受験に臨んでいるのに、大学側の勝手な事情で一律減点をするのは、あまりにもひどい」(男性・1年)など、憤りや悔しさを示す回答があった。一方、「私立ならその大学が欲しい人材を選ぶ権利があると考える」(男性・5年)といったように、各大学の方針に沿った入試を行うことに対して理解を示す声もあった。また、「性別・年齢における差別は暗黙の了解で、あるものとして考えていた」(女性・6年)など、医学部入試にはこうした差別があることを承知したうえで受験していたという回答もあった。
医学部入試の面接において、結婚や出産、育児、家族の介護などの際の働き方といったライフイベントに関わる質問をされたことがある医学生は14%にのぼる。質問を受けていた割合については、男女間や現役・浪人・再受験で差がなかったが、自由記述で具体的な質問内容を記載したのは多くが女性だった。
東京医科大学が女性受験者の点数を一律減点していた理由は「女性は大学卒業後に出産や子育てで、医師現場を離れるケースが多い。医師不足を解消するための暗黙の了解だった」と話している。また、休職・離職する医師の存在により現場で働く医師の過重労働への不安の声もある。これらの一連の件を受けて、将来の自身の働き方に不安を感じていると回答した医学生は7割にのぼる。女性のほうが「とてもそう思う」と答えた人が多かったものの、男女や現役・浪人・再受験いずれも7割近くの人が将来の働き方について不安に思っていることがわかった。
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