つまり...「しょうとくたいし」ってコト!? 「しょうどくはだいじだよ」と呼びかける滋賀のお寺に「座布団1枚!」
2023年3月26日、ツイッターユーザーが投稿した、ある写真が話題となっている。
それがこちら。滋賀県のお寺で見かけたものだという。「しょうどくは だいじだよ」とひらがなで書かれた下には、手を消毒している人のイラストが描かれている。
投稿者の「ただうち香織」(@KyouYashima)さんは画像と共に、
「しょうどくは... だいじ... しょうとく...たいし」
と呟いている。まさか、聖徳太子......!? そういうことなのか!?
このツイートには、3万件を超える「いいね」(3月29日時点)が付けられているほか
「上手い!」
「ンッフ ってなりました。好きです」
「きらいじゃないです」
「いいですねコレ」
「考えついた人すご〜い!」
「山田くーーーん! (座布団1枚!)」
など多くの反応が寄せられ、ツイッター上も大盛り上がりだ。
住職「なんとなく筆ペンで落書きしていたら...」
投稿者・ただうち香織さんが話題の掲示物を発見したのは、滋賀県・竜王町にある臨済宗妙心寺派の寺院「竜王観音禅寺」。
この寺の本尊は聖徳太子が手ずから彫ったといわれている秘仏「十一面観世音菩薩」で、23年2月から3月にかけて聖徳太子1400年法要として特別大開帳されていた。ただうちさんは3月23日、それを目当てに竜王町を訪れたという。
「(掲示物は)お寺の入口に消毒液とともに置かれていて、初めて目にしました。
あ、太子さまだーと気軽に写真を撮り、家に帰って改めて見ると、なんか、面白いこと書いてる......と気づき投稿しました」(ただうち香織さん)
ただうちさんは、聖徳太子生誕の地・奈良で活動するプロのツアーガイド。地元では太子信仰を感じることが多々あるという。
竜王観音禅寺には初めて訪れ、自分が知らない土地でも聖徳太子がフィーチャーされていることに、「すごいなー」と感心したそうだ。
次にJタウンネット記者は、竜王観音禅寺を取材した。
住職の吉田叡禮(よしだ・えいれい)さんは、突然の電話にも関わらず、「ご注目いただき光栄です」と、「しょうどくはだいじだよ」の誕生経緯を丁寧に答えてくれた。
「この絵は聖徳太子魅力発信事業でご一緒している西国札所の観音正寺さま所蔵の太子像を参照しながら私が描きました。
反古紙になんとなく筆ペンで落書きしていたら、案外うまく描けた気がしたので、パソコンに取り込んで、拡大印刷して、文字を入れて掲示しました」(吉田叡禮住職)
「聖徳太子...しょうとく......たいし......(ハッ!)消毒大事!」となった——かどうかは定かではないが、とにかく、住職が聖徳太子のイラストが上手く描けたことがきっかけで、この看板が誕生したらしい。まさか、住職の直筆だったとは......驚きである。
ちなみに、レーザープリンターで出力して、ラミネート加工したまでしているそう。禅宗のご住職でありながら、イラストの才能とITスキルも兼ね備えておられるようだ。
「しょうどくだいじ」の貼り紙と消毒液は、山門と玄関の2箇所に設置されているとのこと。聖徳太子をもっと知りたい、あるいは住職直筆のイラストが見たい読者は、滋賀県の「竜王観音禅寺」を参拝されてはいかが。
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