【高校野球】滋賀学園が準決勝進出 エース右腕・長崎蓮汰が8回途中2失点「自分が踏ん張るしかない」
2025年5月24日(土)17時40分 スポーツニッポン
◇春季高校野球近畿大会 滋賀学園8—2奈良(2025年5月24日 さとやくスタジアム)
今春の選抜大会に出場した滋賀学園(滋賀1位)は、奈良(奈良3位)を破り準決勝進出を決めた。
滋賀学園のエース右腕・長崎蓮汰(3年)が8安打を許しながらも、7回1/3を2失点にまとめた。
「近畿大会ということでみんな硬くなっていたので、自分が踏ん張るしかないと思いながら投げていました」
試合前から小雨が降り続く悪条件で粘りの投球をみせた。序盤はきわどい変化球を振ってもらえなかったことで、1年生捕手の島尻琳正と話し合い、直球主体に切り替えた。8回1死から2者連続四球を与えたところで土田悠貴(3年)の救援を仰いだが、先発の役割は果たした。
今春の選抜では1回戦で浦和実(埼玉)に0—3で敗戦。「自分のせいで負けた、とずっと思っていた」。以降は投手として重要になる下半身を鍛えることを意識してきた。頭髪は藤本聖人主将(3年)の発案で、全員が3日以内に刈り上げたという青々とした五厘刈り。長髪ばかりの奈良ナインとは対照的だった。
準決勝では昨春と昨秋の近畿大会で敗れた智弁和歌山(和歌山)と三たび対戦する。
「自分の中では燃えていて、絶対に勝ってやるっていう気持ち」
三度目の正直で難敵打倒に意気込んだ。