1000万円を“確実”に“なる早”で貯める3ステップ
All About2024年4月4日(木)11時30分
何事も、始めるからには目標がなければモチベーションが上がりません。どうせなら、貯金目標は最初から大きく1000万円にしてみませんか。
何事も、始めるからには目標がなければモチベーションが上がりません。貯金の最初の目標額は堅実に100万円が一般的ですが、どうせなら貯金目標は最初から大きく1000万円にしてみませんか。
次のステップを早めに理解しておくことで、マネーリテラシーを磨くなどの準備もできるはずです。
積立額は、無理をし過ぎない程度で最大限可能な金額がベストですが、この決め方がなかなか難しいもの。どんな人でも目安になるのが、収入の10%。これに、実家暮らし、社宅住まい、共働きなど貯められる要素がある人は、どんどん増額していきます。
実家暮らしや社宅住まいなら20〜30%程度は貯められるでしょうし、共働きの場合は妻の収入は妻の小遣い以外を全額貯蓄に回せれば、ライフスタイルが変わっても慌てることがありません。
ただし、“無理をし過ぎない”ことも大切。貯蓄は続けてこそ、将来大きく実ります。無理な節約をすることで続かなかったり、ストレスから無駄遣いをすることを避けなくてはいけません。
貯め方は、勤務先に財形貯蓄や社内預金などの制度があれば、それを利用するのが一番。ない場合は、給与振込口座から自動的に引き落として積み立てる手続きをしましょう。まずは一度手続きをすれば、その後は自動的に貯まる仕組みを作ってしまいましょう。
その前に“まとまったお金”とは、いくらを指すのでしょう。一般的に目安とされるのが200万〜300万円ですが、これも個人差があります。考え方としては、手取り月収の6カ月分くらいを考えればいいでしょう。
というのは、自己都合で退職した場合、失業保険は離職票を提出した日から7日間の待機、2カ月(5年間のうち、3回目以降の離職は3カ月)の給付制限の後、銀行口座へ振り込まれます。ですから退職後、約3カ月は給付されません。この3カ月に少しゆとりを持って、6カ月としたのです。
ただし、これも生活環境や職種によって異なります。自分がいざというときに必要なお金を考え、そのお金は現金化しやすい方法で管理しておきましょう。
いざというときに必要なお金が貯まったら、貯まるスピードをアップさせるために投資商品での積み立てをスタートさせます。これまで積み立てていたお金の一部を、投信積立へシフトさせるのです。
割合はリスク許容度にもよりますが、最初は3分の1程度が無難だと考えます。積み立てる投資信託はインデックス型やバランス型から選ぶのが基本ですが、まずは投資信託の仕組みや、リスクなどについてしっかり理解することが必要です。
入門書を1冊読んでみる、証券会社のHPなどにある基本知識のページをチェックするなど、積立投資を始めようと考えるなら早めにマネーリテラシーを高める努力をしておきましょう。
積み立てを始めてからの時間にもよりますが、これまでの間には昇給や会社の業績アップで収入が増えている人も多いはずです。景気が回復傾向となりボーナスもアップしているのではありませんか。
その分のお金は、どこへ行ってしまったのでしょう? 積み立てをしていることで、お金はきちんと貯めていると安心してしまっていませんか。
まずは、家計の再チェックをしましょう。ムダな支出はないか、使途不明金が増えていないかを確認。これをするだけで、1万円程度の積立額アップは簡単にできてしまうかもしれません。
ムダがない家計の場合は、収入アップの作戦を考えましょう。不要品をネットオークションに出品したり業者に売る、ネットのポイントやアンケートサイト、アフィリエイト、せどり、休日のアルバイト、妻がパートで働くなど、収入も難易度もさまざまですが、ネット社会の現代は意外と簡単に副業を見つけることができます。
本業に差し障らない数万円程度だったら、それほどハードルは高くなさそうです。
1000万円への道は決して難しいものではありませんが、少しでも早く達成するためにはそれなりの努力が必要です。できるだけ節約して1円でも多く、少しお金が貯まったら運用商品も使って上手に増やすことで、1日も早いゴールへの到達を目指しましょう。
文:鈴木 弥生(ファイナンシャルプランナー)
マネー関係の雑誌や書籍の編集・ライターとして活躍。自分の経験から「お金に弱い人」の心理を知りつくす。「お金を貯める第一歩」を踏み出したい初心者に向けて、押さえておきたいマネーの基礎知識を発信。
(文:鈴木 弥生(ファイナンシャルプランナー))
次のステップを早めに理解しておくことで、マネーリテラシーを磨くなどの準備もできるはずです。
STEP1:目標は大きくても、基本はやっぱりコツコツ積み立て
目標額を大きくしても、貯め方の基本に変わりはありません。ベースとなるのは、貯蓄の王道、収入から先取りで貯める積立貯蓄です。積立額は、無理をし過ぎない程度で最大限可能な金額がベストですが、この決め方がなかなか難しいもの。どんな人でも目安になるのが、収入の10%。これに、実家暮らし、社宅住まい、共働きなど貯められる要素がある人は、どんどん増額していきます。
実家暮らしや社宅住まいなら20〜30%程度は貯められるでしょうし、共働きの場合は妻の収入は妻の小遣い以外を全額貯蓄に回せれば、ライフスタイルが変わっても慌てることがありません。
ただし、“無理をし過ぎない”ことも大切。貯蓄は続けてこそ、将来大きく実ります。無理な節約をすることで続かなかったり、ストレスから無駄遣いをすることを避けなくてはいけません。
貯め方は、勤務先に財形貯蓄や社内預金などの制度があれば、それを利用するのが一番。ない場合は、給与振込口座から自動的に引き落として積み立てる手続きをしましょう。まずは一度手続きをすれば、その後は自動的に貯まる仕組みを作ってしまいましょう。
STEP2:貯蓄が200万〜300万円になったら積立投資をスタート
毎月の自動積立やボーナス時の貯蓄で、まとまったお金が貯まったら次のステップを考えましょう。その前に“まとまったお金”とは、いくらを指すのでしょう。一般的に目安とされるのが200万〜300万円ですが、これも個人差があります。考え方としては、手取り月収の6カ月分くらいを考えればいいでしょう。
というのは、自己都合で退職した場合、失業保険は離職票を提出した日から7日間の待機、2カ月(5年間のうち、3回目以降の離職は3カ月)の給付制限の後、銀行口座へ振り込まれます。ですから退職後、約3カ月は給付されません。この3カ月に少しゆとりを持って、6カ月としたのです。
ただし、これも生活環境や職種によって異なります。自分がいざというときに必要なお金を考え、そのお金は現金化しやすい方法で管理しておきましょう。
いざというときに必要なお金が貯まったら、貯まるスピードをアップさせるために投資商品での積み立てをスタートさせます。これまで積み立てていたお金の一部を、投信積立へシフトさせるのです。
割合はリスク許容度にもよりますが、最初は3分の1程度が無難だと考えます。積み立てる投資信託はインデックス型やバランス型から選ぶのが基本ですが、まずは投資信託の仕組みや、リスクなどについてしっかり理解することが必要です。
入門書を1冊読んでみる、証券会社のHPなどにある基本知識のページをチェックするなど、積立投資を始めようと考えるなら早めにマネーリテラシーを高める努力をしておきましょう。
STEP3:積立額を増やして貯まるスピードをアップさせる
預貯金と投資商品の合わせワザで積み立てをすれば確実に1000万円に近付いていきますが、さらなるスピードアップを考えるなら積立額を増やす必要があります。そういわれても、積立額を増やす余裕なんて全然ない!という人がほとんどでしょう。でも、それは本当でしょうか。積み立てを始めてからの時間にもよりますが、これまでの間には昇給や会社の業績アップで収入が増えている人も多いはずです。景気が回復傾向となりボーナスもアップしているのではありませんか。
その分のお金は、どこへ行ってしまったのでしょう? 積み立てをしていることで、お金はきちんと貯めていると安心してしまっていませんか。
まずは、家計の再チェックをしましょう。ムダな支出はないか、使途不明金が増えていないかを確認。これをするだけで、1万円程度の積立額アップは簡単にできてしまうかもしれません。
ムダがない家計の場合は、収入アップの作戦を考えましょう。不要品をネットオークションに出品したり業者に売る、ネットのポイントやアンケートサイト、アフィリエイト、せどり、休日のアルバイト、妻がパートで働くなど、収入も難易度もさまざまですが、ネット社会の現代は意外と簡単に副業を見つけることができます。
本業に差し障らない数万円程度だったら、それほどハードルは高くなさそうです。
1000万円への道は決して難しいものではありませんが、少しでも早く達成するためにはそれなりの努力が必要です。できるだけ節約して1円でも多く、少しお金が貯まったら運用商品も使って上手に増やすことで、1日も早いゴールへの到達を目指しましょう。
文:鈴木 弥生(ファイナンシャルプランナー)
マネー関係の雑誌や書籍の編集・ライターとして活躍。自分の経験から「お金に弱い人」の心理を知りつくす。「お金を貯める第一歩」を踏み出したい初心者に向けて、押さえておきたいマネーの基礎知識を発信。
(文:鈴木 弥生(ファイナンシャルプランナー))
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