LUNA SEAのアルバムに使われた「石」も展示 静岡・奇石博物館がマニアックで楽しそう
静岡県富士宮市にある「奇石博物館」。ここでは、饅頭そっくりな石、断面がサクラの花のようになった石など、ちょっと変わった石を展示している。
「なんだ、ただの変わった形の石か...」そう思う人もいるかもしれない。しかし奇石博物館に展示されているのはそれだけではない。
深い緑色の重厚感ある「ブロシャン銅鉱」。なんとヴィジュアル系バンド・LUNA SEAが1996年にリリースしたアルバム「STYLE」のジャケットに使用されたという。ファンもびっくりの紹介文だ。
あるユーザーがこちらの解説文を紹介したところ、奇石博物館はツイッターで話題に。ほかにもユニークな説明書きがあるのだろうか。
Jタウンネットは2020年3月24日、奇石博物館に取材した。
THE BOOMのジャケットにも...
奇石博物館の公式サイトによれば、「奇石」の由来は江戸時代の博物学者・木内石亭が著した石の専門書「雲根志」(うんこんし)にある。江戸時代の中期には石に興味を持った人たちが集まる「奇石会」という交流会が開かれ、奇石博物館の名前の由来となっている。
副館長によれば、奇石博物館では世界各国から集めた2000点ほどの奇石を展示していて、収蔵物は2万点ほどあるという。
「石はどちらかというと敬遠されがちですが、奇石博物館では一般的な第一印象を大事にし、色や形、模様などを特徴的な名前を付けて展示しています」
専門的な知識がない人でも気軽に楽しめる展示ということだ。
冒頭で紹介した解説文は学芸員が考えている。なぜこのような解説にしているのか、副館長に理由を聞いてみると、
「石には興味がなくても(展示に興味を持ってもらえるよう)、音楽や芸術などいろいろな情報と結び付けて紹介しようというのがこの博物館の切り口になります」
とのこと。
音楽のジャンルでは、先述のLUNA SEAのほかロックバンド・THE BOOMのVHS・レーザーディスク作品「いつものボクたちが、いる。」(1999)のジャケットに使われた「立体石化トンボ」(石灰華)なども展示している。
これらの石は実際に奇石博物館が貸し出して撮影したという。
CDジャケットの撮影で使われたもの以外にも、ゲーム「マインクラフト」に登場する石や、オリンピック開催国の石などを期間限定で公開するなど、さまざまなジャンルに結び付けた展示をしている。
「博物館」をもっと詳しく
「博物館」のニュース
-
伊藤園、新橋に「お〜いお茶ミュージアム」をグランドオープン - 豪華ゲストを迎えてテープカットを実施5月2日13時57分
-
有村架純、シックな着物姿を披露 自身にとっての“ホッとする時間”を明かす5月2日12時0分
-
スタインウェイでガーシュインの “本人演奏” も 京都嵐山オルゴール博物館5月2日10時30分
-
伊藤園の新たな出発を八十八夜に貴重な新茶で乾杯「お茶の文化創造博物館」「お〜いお茶ミュージアム」オープニングセレモニーを盛大に開催5月2日10時16分
-
Airbnb、フェラーリ博物館やセレブの自宅など「アイコニック」な宿泊プラン5月2日9時55分
-
「おにぎりすごい好き」有村架純、“おにぎりとお水”よりも“おにぎりとお茶”が好み5月2日4時48分
-
中谷美紀「18歳のときから『お〜いお茶』で育てていただいて」CM撮影の思い出語る5月2日4時47分
-
羽柴秀吉の朱印状を一般公開 11日から岐阜県博物館で5月1日17時50分
-
世界遺産 大シルクロード展 入場者数1万人突破(東北歴史博物館 宮城県多賀城市)5月1日13時46分
-
有村架純、中谷美紀らと着物姿で登場 “ホッとする時間”明かす5月1日13時0分