いじめ等「学校教育に問題ある」10~60代の63.7%
リセマム2022年6月21日(火)15時15分
「今の日本の小学校、中学校、高校の学校教育には問題があると感じるか?」の問いに「問題がある」と回答した割合は63.7%にのぼることが、クリスクが実施した調査結果より明らかになった。
クリスクは、全国の15歳以上69歳以下の300名を対象に、日本の学校教育に関する問題点・改善点について調査を2022年4月22日に実施した。今回の対象は、通信制高校ナビが全国の10代~60代の男女1,000名に対し、学校教育の問題の意識調査を行い「問題がある」と回答した300名。同調査では、この300名を10代から60代まで各年代50名ずつとし、インターネットでのアンケート調査を行った。
通信制高校ナビが全国の10代~60代の男女1,000名を対象に実施した調査では「今の日本の小学校、中学校、高校の学校教育には問題があると感じるか?」の問いに「問題がある」と回答した割合は63.7%と、日本の学校教育に問題があると感じている人は6割強だった。
続いて「問題がある」と回答した600名を対象に、日本の学校教育の問題点・改善点について調査。「一般的な観点から、日本の小学校、中学校、高校の学校教育にはどのような問題があるか?」に対し「いじめ・不登校問題への対応」65.0%がもっとも多い結果に。この項目は、10代~60代の各世代すべてで60%を超え、特に20代では74.0%が問題に感じていることがわかった。
いじめに関しては、若年層から「スクールカースト」という言葉や「陰キャ・陽キャ」という言葉が頻出し、これを基にいじめがあったという内容が目立った。ついで回答が多かったのは「先生の質」であった。この回答は、世代別に差異が大きく、50代で62.0%ともっとも多く、60代56.0%、40代48.0%と続くのに対し、20代では28.0%にとどまった。40代以上は学校の先生の質について疑問を抱いている回答者が多い結果となった。その他「学校間での教育格差」については、50代の回答が多く突出しているものの、全世代で疑問を感じており、私立と公立による教育格差や地域による教育格差に対する意見が多く見受けられた。また「校則や制服のきまり」では10代で58.0%と現代に即しない校則存在と校則の存在理由の曖昧さから不満の声が多くあがった。
「日本の学校教育がもっとこうなると良いと思うことはあるか?」の問いには「社会に出てから必要な学習(政治・経済など)」がもっとも多く、10代を除いた各世代で上位を占めた。大人になってから身近な存在となる経済や税金、政治等のついて学びたいという意見が多かった。ついで回答を集めたのは、当事者世代である10代の62.0%が選択した「個性を尊重する校則」であった。校則に限らず、ジェンダーへの配慮に関する声も挙がった。その他には「興味がある内容の学習時間を増やす」「担任の先生を選べる・変えられる」「オンライン授業が受けられる」「ディスカッション形式の授業を増やす」「先生の成績表をつけられる」といった意見もあった。
今回の調査では、特にいじめ・不登校問題をはじめ、さまざまな問題に対する学校や先生に対しての厳しい声が目立った。一方、政治・経済の教育や生徒の心のケア、いじめ対応等、担任教員だけで対応することは困難であり、外部の専門家の協力や学校教育自体の変化が必要との声も多かった。このような声がある中、多くの学校では要望に対応しきれていない現状がある。
近年、「個人の尊重」や「興味あるものを学習したい」「担任の先生を選べる」「オンライン授業」等に対応していることを理由に、通信制高校が多くの子供たちに選ばれている。今の日本の学校教育に疑問を感じる、不向きであると考える人にとって、通信制高校について調べてみることも1つの方法として提案されている。
クリスクは、全国の15歳以上69歳以下の300名を対象に、日本の学校教育に関する問題点・改善点について調査を2022年4月22日に実施した。今回の対象は、通信制高校ナビが全国の10代~60代の男女1,000名に対し、学校教育の問題の意識調査を行い「問題がある」と回答した300名。同調査では、この300名を10代から60代まで各年代50名ずつとし、インターネットでのアンケート調査を行った。
通信制高校ナビが全国の10代~60代の男女1,000名を対象に実施した調査では「今の日本の小学校、中学校、高校の学校教育には問題があると感じるか?」の問いに「問題がある」と回答した割合は63.7%と、日本の学校教育に問題があると感じている人は6割強だった。
続いて「問題がある」と回答した600名を対象に、日本の学校教育の問題点・改善点について調査。「一般的な観点から、日本の小学校、中学校、高校の学校教育にはどのような問題があるか?」に対し「いじめ・不登校問題への対応」65.0%がもっとも多い結果に。この項目は、10代~60代の各世代すべてで60%を超え、特に20代では74.0%が問題に感じていることがわかった。
いじめに関しては、若年層から「スクールカースト」という言葉や「陰キャ・陽キャ」という言葉が頻出し、これを基にいじめがあったという内容が目立った。ついで回答が多かったのは「先生の質」であった。この回答は、世代別に差異が大きく、50代で62.0%ともっとも多く、60代56.0%、40代48.0%と続くのに対し、20代では28.0%にとどまった。40代以上は学校の先生の質について疑問を抱いている回答者が多い結果となった。その他「学校間での教育格差」については、50代の回答が多く突出しているものの、全世代で疑問を感じており、私立と公立による教育格差や地域による教育格差に対する意見が多く見受けられた。また「校則や制服のきまり」では10代で58.0%と現代に即しない校則存在と校則の存在理由の曖昧さから不満の声が多くあがった。
「日本の学校教育がもっとこうなると良いと思うことはあるか?」の問いには「社会に出てから必要な学習(政治・経済など)」がもっとも多く、10代を除いた各世代で上位を占めた。大人になってから身近な存在となる経済や税金、政治等のついて学びたいという意見が多かった。ついで回答を集めたのは、当事者世代である10代の62.0%が選択した「個性を尊重する校則」であった。校則に限らず、ジェンダーへの配慮に関する声も挙がった。その他には「興味がある内容の学習時間を増やす」「担任の先生を選べる・変えられる」「オンライン授業が受けられる」「ディスカッション形式の授業を増やす」「先生の成績表をつけられる」といった意見もあった。
今回の調査では、特にいじめ・不登校問題をはじめ、さまざまな問題に対する学校や先生に対しての厳しい声が目立った。一方、政治・経済の教育や生徒の心のケア、いじめ対応等、担任教員だけで対応することは困難であり、外部の専門家の協力や学校教育自体の変化が必要との声も多かった。このような声がある中、多くの学校では要望に対応しきれていない現状がある。
近年、「個人の尊重」や「興味あるものを学習したい」「担任の先生を選べる」「オンライン授業」等に対応していることを理由に、通信制高校が多くの子供たちに選ばれている。今の日本の学校教育に疑問を感じる、不向きであると考える人にとって、通信制高校について調べてみることも1つの方法として提案されている。
Copyright (c) 2022 IID, Inc. All rights reserved.
「学校教育」をもっと詳しく
「学校教育」のニュース
-
狛江市教育委員会と「学校教育と地域の発展に係る教育連携に関する協定」を締結3月18日18時17分
-
学校教育現場の女性管理職比率向上へ!ロールモデル・教育委員会の取組事例資料集を公開2月22日18時16分
-
チエル、Google for Education(TM) の管理業務を効率化する『InterCLASS(R) Console Support』をバージョンアップ2月20日17時47分
-
内田洋行東京学芸大学、未来の教育を支える包括的事業連携協定を締結2月14日12時16分
-
チエル、Webフィルタリングツール『InterCLASS(R) Filtering Service』をバージョンアップ2月6日18時16分
-
チエル、「PC教室・導入支援活用パック」の提供をスタート12月20日18時40分
-
チエル、語学学習支援システム『CaLabo(R) EX』の3つの人気機能をバージョンアップ12月5日19時46分
-
「一人ひとりの子どもを主語にする学校教育」の実現に向けて,いま何ができるのか。その手がかりがここにある。『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』2023年11月24日発売!11月24日18時46分
-
大分県、高校未来創生ビジョン案を公表…12/8まで意見募集11月1日17時0分
-
【NTT Com】「まなびポケット」が令和の日本型学校教育を支える「ダッシュボード」の提供を開始10月26日14時0分