妻の半数は「夫の家事」に不満 一方、夫は「良かれと思ってやっても、感謝どころか小言を言われる」
「ほっかっほか亭」を運営するハークスレイは6月26日、「働き方改革と家族生活の変化に関する調査」の結果を発表した。調査は今年5月にインターネットで実施し、30〜50代で共働きの既婚男女500人から回答を得た。
最近、平日に家にいる時間を聞くと「とても増えているように感じる」「やや増えているように感じる」の合計が30.4%。一方、「あまり増えているように感じない」「全く増えているように感じない」は69.6%となった。
家に帰ってからの家事の実態を聞くと、「最近家事の量が増えた」が32%で、「変わらない」が55.2%となった。残業は減っても、家事は依然大変なようだ。
妻の4割「家事をしてもらい後悔した経験がある」夫婦の家事分担の割合を聞くと、平均で妻74.9%に対して、夫25.1%という結果となった。調査元は「共働きでありつつ、妻が夫に比べて3倍の家事をこなしているという圧倒的不利な状態であり、家事残業は妻に多大なしわ寄せがいっている」という。
夫婦間の家事分担に不満があるかを聞くと、妻が49.2%なのに対し、夫は20%に留まった。配偶者に「もっと家事を分担してもらいたいと思う」と回答した人は、30代で41.1%、40代で32.5%、50代で24.7%と年代が若い人ほど割合が高くなっている。
配偶者に「家事をしてもらい後悔した経験があるか」を聞くと女性が40.4%の一方、男性は15.6%となった。また「自分が家事をして注意された経験」を聞くと女性が17.2%なのに対し、男性では31.6%にのぼった。女性に後悔した経験を具体的に聞くと、
「主人に食器洗いをしてもらったところ、きちんと洗われておらず、最終的に私が洗った」(38歳女性)
「料理をさせても掃除をさせても結局やり直しする羽目になる」(41歳女性)
など夫に家事を頼んでも、結局自分でやり直した、という意見が多く目立った。
女性が負担に感じる家事は「炊事」「掃除」「育児」一方、注意されたと回答した男性側の意見では、
「良かれと思ってやったことが配偶者のやり方と違ったりしたことで、感謝されるどころか小言を言われてしまうことが多々ある」(44歳男性)
「いつもと違うやり方だと小言を言われる」(44歳男性)
といった声が出ていた。これでは夫婦の関係も悪くなりかねない。
女性に一番負担に感じる家事ランキングを聞くと、1位は「炊事」(51.2%)。2位以降「掃除」(24.8%)、「育児」(6.4%)、「洗濯」(6%)と続く。また家族揃って夕食を食べる頻度を聞くと、34%が「毎日」と回答している一方で、32.8%が「週1〜2回以下」と回答している。
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