介護業界への就業をためらう理由1位「体力的にきつそう」、2位「精神的にきつそう」 実際はどうなの?
キャリコネニュース2019年7月17日(水)7時0分
リクルートキャリアは7月12日、介護職非従事者の意識調査の結果を発表した。調査は2018年8月にネット上で実施し、介護職従事の経験がない18〜59歳の男女500人から回答を得た。
介護業界への就業をためらう理由を聞くと、最も多かったのが「体力的にきつい仕事の多い業界だと思うから」(49.8%)で、次いで「精神的にきつい仕事の多い業界だと思うから」(41.8%)と続いた。
「業界全体の離職率は産業全体と大きく変わらない」ということは全然知られていない3位以降、「給与水準が低めの業界だと思うから」(31.2%)、「離職率が高い業界だと思うから」(24.2%)、「休暇が取りやすい雰囲気や仕組みがなさそうな業界だと思うから」(20%)、「個人の向き、不向きのはっきりする業界だと思うから」(19%)と続く。
介護業界の実態をどの程度知っているかも聞いた。最も認知率が高かったのは「資格の有無に関わらず、未経験からでもスタートできる職種であること」(29%)だが、3割を切っている。
「業界全体の離職率は産業全体と大きく変わらないこと」(10.6%)、「約4割の事業所は1年以内の離職率が10%未満であること」(12.8%)は1割程度で、同社は「実態への認知は低い」としている。
また「介護技術の進化によって腰などを痛めず、身体負荷をかけずに生涯働ける環境になっていること」(13.6%)もほとんど認知されておらず、就業をためらう理由上位2つの「体力的・精神的にきつそう」というイメージを後押ししているとみられる。
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