宝塚歌劇の創設者・小林一三、まさかの「アクスタ」になる 記念式典で配布され話題に「ガチで欲しい」「キャトルで売って」
2023年7月18日、タカラジェンヌを育てる「宝塚音楽学校」の創立110周年を祝う記念式典が、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で行われた。
そこで参加者に配布された記念品が、ネット上で注目を集めている。一体何が配られたのか? こちらである。
宝塚音楽学校の校舎と、宝塚歌劇を象徴する花・スミレを背景に立つ、年配の男性。
誰あろう、小林一三翁だ。
阪急電鉄創始者で、宝塚歌劇の創設者。宝塚音楽学校を作り、初代校長も務めた人物でもある。23年は氏の生誕150年にもあたるため、式典は「小林一三生誕150年と共に祝う」と銘打たれ、なんと氏の「アクリルスタンド」が記念品として作られたらしい。
その存在は卒業生や阪急文化財団がSNS上で紹介したことで話題に。「小林一三氏をアクスタにする」という驚くべきアイデアに、ツイッター(X)上ではこんな声が寄せられている。
「通ってきたジャンル全てであまりグッズに惹かれるタイプのオタクじゃないんだけど、小林一三先生のアクスタだけはガチで欲しい」
「一三先生のアクスタ、どう考えても市販したほうがいいと思う」
「小林一三先生のアクスタ...その発想はなかった キャトルで限定1300個売ってくれ」(編注:キャトルとは宝塚歌劇のオフィシャルショップ「キャトルレーヴ」のこと)
「小林一三先生を敬う気持ちを持つ方々にとって最適な記念品」
どうやら「欲しい」と思った宝塚ファンも少なくないようだが、劇団関係者以外が手に入れる術はあるのだろうか?
25日、Jタウンネット記者の取材に宝塚音楽学校が取材に応じた。
宝塚音楽学校は、「今回のアクリルスタンドを通じて、卒業生や在校生が敬愛してやまない小林一三先生に関して多くの方々に親しみの気持ちをお持ちいただける事は大変ありがたく感謝しております」と述べる。
ただ、あくまで記念式典のために作られたものであり、非売品。なお、氏をアクスタにしたのは、「卒業生を中心とした小林一三先生を敬う気持ちを持つ方々にとって最適な記念品になるのではないか」と考えたからだという。
ところで、「小林一三記念館」を運営する阪急文化財団のツイッター(X)アカウントは19日、アクリルスタンドについて「当館の大切な資料として保管される予定です」と呟いている。
館内で展示されたりはしないのだろうか......。実物を見たくなって同財団にも問い合わせたが「現時点では、展示の予定はございません」とのことだった。
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