東日本大震災を教訓に...豪雨で被災したペットたちへの支援
[みみよりライブ5up!−広島ホームテレビ] 2018年7月30日放送の広島HOMEテレビ「みみよりライブ5up!」で、被災したペットの支援活動が紹介されました。
避難所に馴染めない犬もいる
避難所を回り、ペット関連の支援物資を届けているのは、広島市に本部がある動物愛護団体、犬猫みなしご救援隊です。
避難生活のアドバイスや、ペット関連の支援物資を提供しています。訪れたのはペットの同行避難ができる、熊野町民体育館。現在、県内76カ所の避難所のうち、6カ所、計15頭のペット同行避難を受け入れています。
犬猫みなしご救援隊の中谷百里代表は、「(同行避難の別室を)用意して冷房が入っていて、とても快適」と避難しているペットたちの様子を話していました。
東日本大震災でも、被災地で活動した中谷さん。
「東日本大震災を教訓に、各自治体がガイドラインを作って、住民に対しての物資はそろっているなと思いました。県はペットの同行避難ができるようにしているし、動物愛護センターの職員が常に巡回もしています」と東日本大震災以降の対策の変化を感じているといわれていました。
しかし、吠える犬などもいて、避難所に馴染めないペットを持つ飼い主は、一時預かりをしてくれる施設を探さなければなりません。県内の動物病院では、約70件の一時預かりの相談を受けたそうです。
そして多くの被災地で、ペットの避難問題に直面してきた中谷さんが危惧しているのは、避難生活の長期化です。
「最悪、土砂災害(4年前の安佐南区の災害)の時から預かっている子達みたいに、(預かったまま)帰れない子が出てくるかなと思います」といわれていました。
ペットが安心して飼い主と共に過ごせるよう、ペットとの同行避難の問題が早く解決に向かうことを願います。(ライター・石田こよみ)
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