津波で亡くなった7歳の娘…父の伝承活動に成人した同級生が参加「震災を経験した世代として」

2024年4月21日(日)6時0分 マイナビニュース

日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’24』(毎週日曜24:55〜)では、『汐凪と、ずっと〜父と娘が紡ぐ“きぼう”〜』(福島中央テレビ制作)が、きょう21日に放送される。
福島県大熊町で生まれ育った木村紀夫さん(58)は、東日本大震災の津波で、父と妻が犠牲となり、小学1年生だった次女の汐凪ちゃん(当時7)が行方不明になった。原発事故により立ち入りが規制されるなか、懸命に娘の捜索を続けた。
震災から5年9か月後に見つかったのは、汐凪ちゃんの首の骨の一部。国や東電への怒り、娘への申し訳なさが木村さんを苦しめた。木村さんは悲しみを繰り返してはいけないと語り部の活動を始める。
国内では毎年のように各地で大きな災害が起きていた。「家族で話し合うこと」「万が一を考えること」と、木村さんは訴える。2023年、汐凪ちゃんの同級生が木村さんの語り部活動に参加した。同級生たちは2024年1月に成人式を迎えた。「震災を経験した世代として後世に伝えていく」——成人式で語られた誓いだ。同級生たちは今も汐凪ちゃんのことをしっかりと覚えていた。
同級生たちも、悲しみを分かち合い、悲しみを繰り返さないためにこれからを生きていく。未来の大切な人の命を救うために、「汐凪ちゃん」は今もみんなの心の中に生きているのだ。
ナレーションは、皆川猿時が担当する。

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