消費者庁『悪質ぼったくり』トイレ修理業者公表・その後サイト上から逃亡 「トイレが詰まっても慌てず冷静に!」
消費者庁は24日に、トイレ修理で「関東最安値」とうたいながら、高額な料金を請求していたとして修理業者の「RS設備」(東京都台東区)の名前を公表。
その後、サイト上からは逃亡していることがわかった。
困っている消費者に付け込む
消費者庁によると、被害の流れはこうだ。
まずトイレが詰まり困っている消費者が、ウェブサイトで修理業者を検索。
すると、「水漏れ・つまり修理 関東最安値 220 円(税込)〜」などと、低額な料金でトイレの詰まり修理を行うことを表示する、RS設備のウェブサイト「水の関東 24」を見つける。
トイレの詰まりに困った消費者は、このウェブサイト表示を見ることにより、トイレの詰まり修理を、一般的な料金よりも低額な料金で行ってもらえるという印象を持つ。
追加工事が必要と訴える
その後、消費者が業者に連絡すると、作業員を派遣。
当初は、「たぶんこれで直ります」などと説明して、数千円から数万円程度の比較的低額な料金を示しながら作業を進める。
しかし、作業を進めていくと、「排水管の奥が詰まっているかもしれない」などと、当初の作業ではトイレの詰まりは解消できないと説明。
さらに、便器を外して配管に薬剤を投入したり、機械を使ったりする作業が必要だとして、数万円から十数万円の追加工事が必要だと訴える。
消費者としては、想定していた料金よりも大幅に増額していることは認識するが、既に修理作業が行われており、ここで作業をやめられても困るなどと考え、追加工事を承認してしまうという流れだ。
当該業者サイトから逃亡
当該業者は、追加工事後、さらに数十万の大掛かりな工事が必要と説明したケースもあった。
なお、トレンドニュースキャスター取材班が25日早朝に、この業者のサイト・水の関東24(http://mizunokanto.com/)を検索してみたところ、すでに逃亡していた。
慌てず冷静に!
消費者庁は、このような業者の被害にあわないためには、①「トイレが詰まってしまっても慌てずに、まずは冷静になる」。
②「ウェブサイトを見て修理依頼した場合であっても、クーリング・オフできる可能性がある」などと強調。
そのため、何か困ったときには、消費者ホットライン 188(いやや!)に電話するように呼びかけている。
なお、トイレ詰まりに関しては、ホームセンターなどで購入できる「ラバーカップ」(通称:スッポン)で直ることも多い。
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