就職活動に影響したニュースワード1位「初任給アップ」
リセマム2023年8月29日(火)10時15分
マイナビは2023年8月28日、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況」の結果を発表した。就職活動に影響したニュースワードの1位は「初任給アップ」、流行った「就活用語」1位は「ガクチカ」だった。
調査は、2024年卒業予定の全国の大学生および大学院生1,748名(文系男子278名・理系男子444名・文系女子529名・理系女子497名)を対象に、2023年7月25日~7月31日、インターネットを利用して実施。
入社予定先を決めている学生に、入社予定企業を決めたあとに、「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがあるかを聞くと、前年比0.9ポイント減の51.0%が不安を感じていた。そのうち不安が解消されていない割合は64.7%で、前年に比べて7.0ポイント増加した。また、不安が解消されない学生に「もしこうだったら不安は解消されたこと」を聞いたところ、「待遇面で不満が解消される」(22.4%)がもっとも高く、前年より6.6ポイント増加した。日本の低賃金や、初任給アップのニュースに影響されてか、自身の入社予定先の待遇面が問題ないか不安を感じる学生が増えたと推察される。
ジョブ型雇用の採用選考に応募したことがある割合は、前年比1.0ポイント増の12.9%。入社予定先を決めている学生のうち、ジョブ型雇用で採用された割合は前年比1.1ポイント増の7.7%だった。入社予定先の満足度を5段階で聞いたところ、ジョブ型雇用での採用だった場合の満足度5(最高)の割合は63.4%で、そうでない場合の51.0%より12.4ポイント高かった。ジョブ型雇用で採用された学生は、自ら「目指す仕事」の採用枠に応募し、「その仕事を担う人材」として企業に選ばれて採用されたという達成感があり、満足度が高い結果になったと考えられる。
就職活動に影響したニュースワードを聞いたところ、1位は「初任給アップ」(22.2%)、2位は3年連続で「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務」(20.0%)、3位は「働き方改革」(18.2%)。4位は前年まで3年連続1位だった「新型コロナウイルス感染症」(18.0%)だった。選んだニュースワードは就職活動にどのように影響したかを自由回答で聞いたところ、企業の安定性や社会変化への順応性を評価する基準として、初任給アップが実現できているかどうかを見ているようすがうかがえた。
さらに、周囲で流行った「就活用語」でもっとも多かったのは「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」となり、19年卒以来5年ぶりの1位となった。24年卒の学生は入学時からコロナ禍で、「ガクチカがない」と話題になった。2位は前年まで3年連続1位の「NNT」(=「無い」内定の略)だった。TOP10に新たに入ったのは、まだ最終選考結果が出ていない企業を指す「持ち駒」。ランク外では「ノーサー、ノーゼミ(サークル・ゼミに無所属の就活生)」「時短就活(タイムパフォーマンスを重視した就活)」などがあがった。調査結果は、マイナビのWebサイトに掲載している。
調査は、2024年卒業予定の全国の大学生および大学院生1,748名(文系男子278名・理系男子444名・文系女子529名・理系女子497名)を対象に、2023年7月25日~7月31日、インターネットを利用して実施。
入社予定先を決めている学生に、入社予定企業を決めたあとに、「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがあるかを聞くと、前年比0.9ポイント減の51.0%が不安を感じていた。そのうち不安が解消されていない割合は64.7%で、前年に比べて7.0ポイント増加した。また、不安が解消されない学生に「もしこうだったら不安は解消されたこと」を聞いたところ、「待遇面で不満が解消される」(22.4%)がもっとも高く、前年より6.6ポイント増加した。日本の低賃金や、初任給アップのニュースに影響されてか、自身の入社予定先の待遇面が問題ないか不安を感じる学生が増えたと推察される。
ジョブ型雇用の採用選考に応募したことがある割合は、前年比1.0ポイント増の12.9%。入社予定先を決めている学生のうち、ジョブ型雇用で採用された割合は前年比1.1ポイント増の7.7%だった。入社予定先の満足度を5段階で聞いたところ、ジョブ型雇用での採用だった場合の満足度5(最高)の割合は63.4%で、そうでない場合の51.0%より12.4ポイント高かった。ジョブ型雇用で採用された学生は、自ら「目指す仕事」の採用枠に応募し、「その仕事を担う人材」として企業に選ばれて採用されたという達成感があり、満足度が高い結果になったと考えられる。
就職活動に影響したニュースワードを聞いたところ、1位は「初任給アップ」(22.2%)、2位は3年連続で「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務」(20.0%)、3位は「働き方改革」(18.2%)。4位は前年まで3年連続1位だった「新型コロナウイルス感染症」(18.0%)だった。選んだニュースワードは就職活動にどのように影響したかを自由回答で聞いたところ、企業の安定性や社会変化への順応性を評価する基準として、初任給アップが実現できているかどうかを見ているようすがうかがえた。
さらに、周囲で流行った「就活用語」でもっとも多かったのは「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」となり、19年卒以来5年ぶりの1位となった。24年卒の学生は入学時からコロナ禍で、「ガクチカがない」と話題になった。2位は前年まで3年連続1位の「NNT」(=「無い」内定の略)だった。TOP10に新たに入ったのは、まだ最終選考結果が出ていない企業を指す「持ち駒」。ランク外では「ノーサー、ノーゼミ(サークル・ゼミに無所属の就活生)」「時短就活(タイムパフォーマンスを重視した就活)」などがあがった。調査結果は、マイナビのWebサイトに掲載している。
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