大阪お初天神の「さくらねこ」 野良猫を殺処分させない町の取り組み
Jタウンネット2017年9月4日(月)7時15分
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年8月23日放送の「Today's VOICE ニュースな人」のコーナーでは、大阪にある「キタ歓楽街環境浄化推進協議会」メンバーである山本三惠さんの取り組みについて取り上げられました。
山本さんがお店を営む曽根崎周辺で「野良猫」が問題となり、なんとかしなければ......という思いから「お初天神『さくらねこ』TNR活動」のリーダーも務めています。
手術された猫には「桜の花びら」のしるし
もともとこの地域ではポケットマネーで野良猫に避妊・去勢の手術を受けさせていた人たちがいましたが、一方でエサを与えた後に片付けをしないなど、マナーを守らない人も。
そこで山本さんたちはエサをあげたい人には許可証を渡し、エサの片付けと糞尿の掃除もしてもらい、地域の人に理解を得ながら町ぐるみで猫を守る活動を始めました。それが「お初天神『さくらねこ』TNR活動」です。
不妊去勢手術した猫は、耳に手術済みのしるしをつけるのですが、それが桜の花びらの形に似ていることから「さくらねこ」と呼ばれています。不妊去勢手術の費用は、全国で「さくらねこ」活動に取り組む公益財団法人どうぶつ基金が支援してくれています。
「さくらねこ」は町の猫として認められているので、むやみに保健所に連れていかれることはありません。
山本さんは「活動を知ってもらい『地域猫』として見守ってもらえれば幸せです」と活動を頑張っておられます。殺処分される現実をかわいそうと思いながらも何もできない人が多いなか、山本さんの取り組みはとても素晴らしいと思いました。(ライター:けあるひの)
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