法務省、2021年司法試験・予備試験の日程発表

法務省は2020年9月11日、2021年（令和3年）の司法試験と司法試験予備試験の実施日程を発表した。司法試験は論文式試験を2021年5月12日・13日・15日、短答式試験を5月16日に実施する。合格発表は9月7日。

　司法試験は、裁判官、検察官、弁護士となろうとする者に必要な学識や応用能力を有するか判定する国家試験。法科大学院課程修了者または司法試験予備試験合格者が受験できる。受験期間は、受験資格取得後の最初の4月1日から5年間。試験は、短答式と論文式による筆記。口述試験はない。

　2021年司法試験の実施日程は、論文式試験が2021年5月12日と13日、15日、短答式試験が5月16日。試験地は、札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市。願書受付は2月2日から2月19日、短答式試験成績発表は6月3日、合格発表は9月7日。

　司法試験予備試験は、法科大学院を経由しない者にも法曹資格を取得する途を開くために設けられた国家試験。司法試験予備試験合格者は、法科大学院修了者と同等の資格で司法試験を受験できる。受験資格や受験期間の制限はない。試験は短答式と論文式による筆記、口述の方法により行われる。

　2021年司法試験予備試験の実施日程は、短答式試験が2021年5月16日、論文式試験が7月10日と11日、口述試験が10月23日と24日。願書受付は3月1日から3月12日、短答式試験合格発表は6月3日、論文式試験合格発表は10月7日、最終合格発表は11月5日に行われる。