ゆるキャラたちも全力で応援中! コロナでピンチの生産者を支える「#元気いただきますプロジェクト」
国産食材の生産者がピンチに陥っている。
新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や輸出停滞などの影響で、在庫停滞や価格低下、売り上げ減少などの問題が多発しているのだ。
当然のことながら、肉や水産物、野菜や果物といった食材の多くは、食べ頃を逃すとその価値を失ってしまう。
そこで農林水産省は、食材が適正な出荷時期を逃し価値を失わないよう消費を呼びかける「」を始動。2020年8月24日から、プロジェクトの推進役を務める女優・広瀬すずさんが出演するテレビCMを全国で放映している。
CMで広瀬さんは、生産者へ応援の気持ちを伝える「#元気エール」を披露。こうした取り組みに賛同した全国28以上の地方自治体のゆるキャラやEC事業者が、SNSに「#元気エール」動画を投稿しており、再生回数は合計10万回を超えている(9月17日現在)。
中でも多くのユーザーに動画を再生されているのが、高知県洲崎市の「しんじょう君」や愛媛県今治市の「バリィさん」、栃木県佐野市の「さのまる」などだ。
プロジェクト事務局9月18日に発表した資料では、地元の現状やプロジェクトへのゆるキャラたちのコメントが掲載されている。
さのまるは地元の特産品であるイチゴに関して、
「さのしでは イチゴがりの うりあげが だいたい3わりへっちゃって おいしいイチゴを みんなに いっぱいたべてもらえなかったんだ... いまは バスツアーもこなくなっちゃって 12がつからの いちごのはんばいが とってもしんぱいって いってたよ!(>_<;)」
と不安な様子。しんじょう君の住む高知県でも20万匹のカンパチや10万匹の鯛が行き場を失い、廃業に追い込まれた事業者もいたという。ただ、現状については、
「でも、『#元気いただきますプロジェクト』で生産者さんも少し希望がみえてきたところだよー☆」
としている。
今治市では魚が大量廃棄されることはなかったが、バリィさんは県内の別の地域で養殖の魚が余っていることを心配しているようだ。バリィさんは全国の消費者に向けて、
「目に見えないものに振り回されとる世の中やけど、まだ落ち着く様子が無いように思うよねー。でもそういう時こそ、まずは美味しいものを沢山たべて、皆に元気になってほしいわい!」
とメッセージを送っている。
「#元気いただきますプロジェクト」では引き続き、季節のイベント等に合わせたキャンペーンを実施し、生産者を応援する消費を呼びかけていくという。
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