若手社員が上司に点数をつけてみた結果 平均68点、普段のコミュニケーションが鍵に
サイボウズは10月7日、若手会社員を対象にした「令和時代に求められる上司との距離感」に関する調査結果を発表した。調査は9月に実施し、新卒入社後5年以下の20代男女400人から回答を得た。
直属の上司を100点満点で評価したところ、平均は68点に。点数別分布では80点台が最多だった。
高得点の理由は「部下のことを考えた行動」 一方、「プライベートでは交流を遠慮したい」
若手社員に上司の印象を聞くと、「現場のために努力してくれる」(37.3%)、「普段から話をきいてくれる」(32%)、「成長の機会を作ってくれる」(30.6%)、「アドバイスが的確」(30.2%)の4項目では、高得点層と低得点層の間で回答者数に大きな開きがあった。部下のことを考えた行動が取れるかどうかが、評価の分かれ目になりそうだ。
続いて、業務時間中の上司との関わり方については、78.4%が「上司の方から話しかけてくれる関係」を望んでいると答えた。
一方、業務時間外では6割以上が「休日」や「SNS」での関わりを遠慮したいと回答。また、「冠婚葬祭」や年賀状などの「季節の挨拶」についても、4割前後が上司との交流に消極的な姿勢を見せた。
低評価上司に対しては「直帰している暇があったら面談してほしい」という声も
上司の得点が68点未満だった回答者に「上司に伝えたいこと」を聞くと
「正直室長がいるとオフィスがピリつく。雰囲気を和らげる努力をしてほしい」
「もう少し業務外の会話も増やしたい」
「直帰している暇があったら面談してほしい。普段から部下と話して悩みを聞いてあげないと、ある日突然会社に来なくなりますよ」
と、部下とのコミュニケーション不足の上司たちには厳しい意見も。一方、高得点を付けた上司に対しては「仕事以外の話も含めて雑談をできる雰囲気を作ってくれて、ストレスもなく仕事ができる環境に感謝」「責任を担ってサポートしてくれている点に感謝」「いつも良いところを見つけて褒めてのばしてくれる所に感謝」と感謝の声が相次いだ。
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