「ミーティング」という名の吊し上げが毎日深夜まで パワハラが横行する職場を4か月で辞めた男性
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誰しも理不尽な職場で働き続けることはできないだろう。宮城県に住む40代後半の男性(営業/年収250万円)は「ある運送会社に入社した時の話」を語ってくれた。
「倉庫管理員という名目で求人が出ていたので応募して面接を受け、その日に採用通知を受けました」
しかし任された仕事は、倉庫管理員からかけ離れたものだった。(文:真鍋リイサ)
上層部にパワハラを相談したら「お前の能力がないからだ!」
「出社初日、面接を担当した本社の課長から最初に預けられた仕事は、パソコンでのデータ入力でした」
その他にも、
「派遣社員の管理業務や入出荷の手配や請求書発行、クレーム処理など言わば営業所長的な仕事だったのです。この件に関して、課長からは全く説明ありませんでした」
と、予期せぬ仕事を任されて戸惑った男性。加えて、この職場は人間関係にも問題があった。
「こちらの職場はボスザル的存在の作業員とその弟分が支配しており、自分達が気に入らない従業員がいれば暴言や嫌がらせを繰り返し、次々と退社に追い込んでいたのです」
「『ミーティング』と称した吊し上げは毎日深夜まで行われ、昼飯等を自腹で毎日のように奢らされ、体調不良に追い込まれ4か月で退社しました」
求人とは異なる仕事を任され、挙句にパワハラされたら、辞めたくなる気持ちもわかる。「自分を含めて、こちらの職場は半年間で7人もの従業員が退社しました」というから、男性だけではなく、ほかの社員も苦しめられていたのだろう。さらに、
「当時の営業所長や本社の管理職の方々に、上記の件で何度相談しても『今忙しいから後にして』『お前の能力がないからだ!』など全く聞く耳を持ってくれませんでした」
よほどつらい経験であったのだろう。男性はこう締めくくった。
「こちらの職場が、現在も存続していることを考えるだけでも正直吐き気がしてきます」
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