意外に大きい「中田翔の穴」 阿部巨人、一発不足解消に秘策はあるのか

2024年1月3日(水)11時30分 ココカラネクスト

中田の勝負強さでたびたびチームは救われてきた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 新天地は尾張名古屋に決まりました。

 巨人を自由契約となった中田翔です。2023年からは巨人と3年契約を結ぶ中、1年ごとに内容を見直せる「オプトアウト契約」を盛り込んでいたところ、これを適用。あくまで出場機会を求めた中田に、中日は2年6億円(推定)の年俸で誠意を示し、今回の移籍が決まったのです。

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 通算303本塁打を誇る、日本球界を代表するロングヒッターも、2024年は35歳シーズン。広いバンテリンドームで本塁打数が増えるかは未知数ですが、長年の経験に裏打ちされた勝負強さは健在。立浪和義監督も中田本人も打点を重視して、その打棒が爆発する瞬間を心待ちにします。

 スポーツ紙のデスクは言います。

「正直、このまま巨人にいても代打の一番手という立ち位置だったでしょう。それが中日に行けば不動の4番として、得点力不足にあえぐチームの救世主になれる。悪くない移籍劇と言えるでしょうね」

 一方で巨人にとっては、今季92試合に出場し、打率.255ながら15本塁打をマークした右の長距離砲を失うことになります。東京ドームという狭い球場を本拠地にする以上、一発で流れを変えられる選手の補強は必要不可欠。2年連続Bクラスからの脱却へ、補強が必須なのは自明とも言えます。

「巨人は先日、前阪神の中継ぎ右腕・ケラーの獲得を発表しましたが、長打を打てる助っ人外野手の調査を水面下で行っているとの情報もあります。今年加入したブリンソンはいいものを持っていたんですが、あまりにボーンヘッドが多くて原辰徳監督の怒りを買い、戦力外になった。長打が打てて守備もしっかりできる選手を見つけるのはなかなか大変な作業ですが、まずは助っ人で中田の穴を埋めつつ、今季10本塁打を放った秋広優人のさらなるブレイクや昨年のドラフト1位・浅野翔吾、同2位・萩尾匡也らの成長を待ちたいところでしょう」(前述のデスク)

 そして2024年シーズン、巨人・中日戦は見所抜群の好カードになりました。巨人投手陣VS中田のマッチアップにも、ファンの期待が高まりそうです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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