岩瀬仁紀、中田翔の加入で中日に生じた変化分析「去年までは…」

元プロ野球選手で野球解説者の岩瀬仁紀氏が17日、YouTubeチャンネル『東海テレビ NEWS ONE』で公開された動画「【岩瀬仁紀さんインタビュー全編】『鍵はやっぱり中田選手』ドラゴンズ好調の要因と優勝目指すには…『分岐点になるゲームある』」に登場。中田翔の加入で、中日に生じた変化について語った。
○投打に好影響
今シーズン好調の中日。岩瀬氏は「先発ピッチャーに勝ちがついているっていうのが、非常に良い流れを作ってますよね」「監督が掲げた、守り勝つ野球ができつつある」と語りつつ、中田の存在について「野手もそうですけど、ピッチャーも、中田選手がいるってことで、『やってくれるんじゃないか』ってところで、去年とは違った意識の中で投げられてるんじゃないですかね」と推察する。
さらに、「中田選手ならなんとか点を取ってくれるんじゃないかって感覚が生まれて、ピッチャー陣も慌てなくていい。そういったところで、逆にそれでいいピッチングができてるのかなっていうふうに思いますね」と続け、「先発からすれば、そのうち点を取ってくれると思えるような存在になっていますよね」と絶賛した。
また、野手への影響についても、「去年までは誰かに頼る感じでやってなくて、『自分が』って感じでやってたので、バッティングも苦しかったんじゃないのか」「中田選手が来たことで、『中田選手につなげば』という気持ちになりますし」と分析したうえで、「中田選手にマークが厳しくなったところで細川選手を迎える。細川選手も、去年とは違った気持ちで入れているのかなという感じはしますよね」と解説していた。
【編集部MEMO】
打点王3回(2014年、2016年、2020年)、ベストナイン5回(2013年、2014年、2015年、2016年、2020年)、ゴールデングラブ賞5回(2015年、2016年、2018年、2020年、2022年)などの実績を持つ中田翔。昨年11月15日、読売ジャイアンツとの3年契約に盛り込まれていたオプトアウト権を行使して契約を破棄し、自由契約選手となることを選択。翌月6日に中日ドラゴンズと正式に契約し、入団会見に臨んだ。