GTDプロ挑戦のAOレーシング、デイトナでクリステンセンを起用へ。2024年も“恐竜リバリー”継続
2024年1月5日(金)19時35分 AUTOSPORT web
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ(PPM)のWEC世界耐久選手権・ハイパーカードライバーであるミカエル・クリステンセンが、今月27〜28日に開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦『デイトナ24時間レース』にAOレーシングから参戦することとになった。
ポルシェ・ワークスドライバーのひとりである彼は、今季2024年からGTDプロクラスにカテゴリーをスイッチするAOレーシングで、レギュラードライバーを務めるセブ・プリオール、ローリン・ハインリッヒとともに、ティラノサウルス(T-Rex)をイメージしたカラーリングをまとう“Rexy(レキシー)”こと77号車ポルシェ911 GT3 Rに乗り込む予定だ。
シーズン開幕ラウンドの24時間レースに向けた第3ドライバーとして起用されるクリステンセンは、「ロレックス24・アット・デイトナのためにAOレーシングに加わることができてうれしい」と語った。
「このチームには素晴らしいよ。優秀なスタッフがたくさんいて、ドライバーのラインアップもいい。トップの座を目指して戦うには強い立場に立つべきだと心から思っている」
チーム代表のグンナー・ジェネットは、昨シーズン注目を集めた恐竜リバリーをレースに復帰させる決断について次のように述べている。
「レキシーはGTDプロにステップアップする準備ができている。人々が“GT3 Rawr”を大歓迎してくれたので、レキシーをもう1シーズンレースに復帰させる判断は簡単だった」
「ミカエル(・クリステンセン)がチームに加わったことで、GTDプロクラスへのステップアップに向けた我々の努力はさらに強化された」
シカゴを拠点とするこのチームは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のLMP2クラスにもオレカ07・ギブソンで参戦し、現チャンピオンのポール・ループ・シャタンとチームオーナーのPJ.ハイエットがフル参戦する。デイトナ24時間では助っ人ドライバーとしてマシュー・ブラバムとアレックス・クインが加わり4名のラインアップを完成させる。