冨安がベルギー1部・シントトロイデンへ移籍「スタンダードの違いを感じたい」
2018年1月8日(月)20時17分 サッカーキング
U−20W杯・ベスト16のベネズエラ戦(0−1)を振り返り、冨安は108分に決勝点を挙げられたときに「勝負を決める、という部分で世界との違いを感じた」と話した。それ以降「スタンダードの違いを感じたい」と海外志向を強くし、今回の決断に至ったという。ベルギーリーグについて「身体能力の高いアタッカーがいたり、サイドが速いという印象がある」と話し、「守備の駆け引きの部分など、積極的に仕掛けるディフェンスで、ボールが入る前にどれだけ優位に立てるかを意識したい。吸収と改善を繰り返しながらしっかりと成長し、まずは試合に出られるように頑張りたい」と抱負を語った。移籍先のシントトロイデンは、日本のDMMグループが昨年11月に経営権を取得しており、2017−18シーズンは第21節終了時点で6位につけている。
移籍発表同日の8日、雁の巣クラブハウスで行った壮行会には、ファン・サポーターら約400人が集まった。冨安が小学生時代に所属していた少年少女サッカーチーム・三筑キッカーズ(福岡市博多区)の選手たちと、アビスパ福岡アカデミー・スクール生から花束とエールの言葉を受け取った冨安は「J1へ上がらずに出ていくのは申し訳ないが、少しでも応援してくれたらうれしい」と答えた。冨安は10日に日本を出国し、今週中には現地で練習に合流する予定という。
文・写真=新甫條利子