B1リーグ・シーホース三河、千葉Jに悔しい連敗を喫す

2023年1月10日(火)16時39分 ココカラネクスト

 シーホース三河は、1月7日(土)、8日(日)に東地区首位を走る千葉ジェッツを本拠地のウイングアリーナ刈谷に迎えて、戦った。

 7日の第1Game、第1Qは立ち上がりから激しい点の取り合いを繰り広げる。開始3分半にシェーファーの3Pシュートも飛び出すが、相手に連続得点を許すなど劣勢を強いられ16−23で終える。

 第2Qも一進一退の攻防を続ける中、ディフェンスで耐え、終盤に角野がファストブレイク、ガードナーとのピック&ロールで連続得点を挙げて、38−35と逆転に成功。その後、失点するも38−37と1点リードで後半戦に突入する。

 迎えた第3Qは、東地区首位の千葉Jに実力を見せつけられる展開。序盤から立て続けに相手にハイペースで得点を重ねられ、58−64と再度、逆転を許す。何とか食い下がりたい最終第4Qも、ガードナーのバスケットポイントで食らいつくが、千葉Jはワイドオープンのチャンスを作って、原、富樫、エドワードが次々と高確率に3Pシュートを沈めるなどリードを広げていく。三河はガードナーがB1リーグ通算8000得点を達成するなど意地を示すも、劣勢を覆せず、79−95と完敗した。

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 迎えた8日のGame2、この日は西田、シモンズを欠く苦しい戦いとなった。第1Qはガードナー、長野、ガードナーと3連続で3Pシュートを決め、先行するシーンがありながらも千葉Jも3Pシュートを続々と決め、応戦。互いに譲らず、25−28で終了。

 第2Qも強度の高いディフェンスに苦しめられながらも、何とか食い下がる。残り4分にローレンスがスティールから速攻を繰り出して1点差に迫るが、反撃はそこまで。44−51と7点差で折り返す。

 迎えた第3Q、中村がミドル、3Pシュートの連続得点を挙げるなど、存在感を示す。さらに開始4分半にガードナーのフリースローで勝ち越すが、千葉Jはスミスを中心に得点を重ねて、ペースを渡さない。67−68と1点差で最終Qへ突入する。

 意地を見せたい第4Qでもシュートを決めきれず、逆に千葉Jに10−0のランを作られて、11点のビハインドを背負う。千葉J・スミスの勢いも止まらず、失点を重ねる。それでも、ローレンスのフリースローなどで8点差まで追い上げるも、最後は失点し、点差を詰められず82−92と痛い連敗となった。

—試合結果—
2023年1月7日(土)
三河 ● 79 – 95 〇 千葉J
(三河通算成績 10勝17敗)

1Q 三河 16–23 千葉J

長野が7得点で積極的な立ち上がり

スターティング5は、#7長野、#13ジャワト、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。

#54ガードナーのゴール下、#7長野がドライブからのレイバックで先手を取るが、千葉J は#33ムーニー、#31原の得点で応戦し、立ち上がりから激しい点の取り合いを繰り広げる。

開始3分半に#32シェーファーの3Pシュート、#7長野のアタックで再び前に出るが、千葉J #33ムーニーに連続得点を許し、残り2分に千葉J #11西村の3Pシュートで11-17と6点差をつけられる。#22シモンズのリバウンド、#7長野の3Pシュートでワンポゼッション差に追い上げるが、残り1分から連続失点して7点ビハインドで1Qを終える。

2Q 三河 38–37 千葉J (三河 22–14 千葉J)

角野 11得点の活躍で逆転に導く

スタートは、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#18角野、#19西田、#22シモンズ。

#4細谷のフックシュート、#22シモンズのフローターで追走し、#18角野の3Pシュートで23-25と2点差に迫る。さらに#9ローレンス Ⅱがリバウンドから加点、開始4分に#1中村の3Pシュートで逆転する。

一進一退の展開が続く中、残り3分半に千葉Jにリバウンドから走られて#4ローの得点で5点差まで広げられるが、#18角野がドライブ、カットインの連続得点で34-35と離されない。

ディフェンスでハードワークしてそこからの約3分半を無失点に抑え、#18角野がファストブレイク、#54ガードナーとのピック&ロールで連続得点を挙げて38-35と逆転に成功すると、アリーナは大青援に包まれる。

終了間際に千葉J#4ローにリバウンドを決められ、38-37と1点リードで前半を終える。

3Q 三河 58–64 千葉J (三河 20–27 千葉J)

11点のビハインドを背負うが6点差に追い上げて最終Qへ

スタートは、#7長野、#13ジャワト、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。

#7長野、#54ガードナーがオフェンスを牽引し、序盤は両者一歩も引かない熾烈なシーソーゲームとなる。

開始3分半に千葉J#2富樫のファストブレイク、#31原のバスケットカウントと速いトランジションから立て続けに失点して流れを明け渡すと、残り3分半に#21エドワーズの3Pシュートで47-58と11点のビハインドを背負う。

#54ガードナーのフリースロー、#4細谷の3Pシュートで一桁点差に戻し、#7長野の2連続3Pシュートで6点差に追い上げて最終Qへ繋いだ。

4Q 三河 79–95 千葉J (三河 21–31 千葉J)

千葉Jに高確率に3Pシュートを決められ、16点差で完敗

スタートは、#1中村、#7長野、#9ローレンス Ⅱ、#18角野、#54ガードナー。

千葉J#21エドワーズのフリースローで先制されるが、#18角野がファストブレイクで対抗。しかし千葉J#2富樫3Pシュート、#4ローのレイアップでリードを二桁に広げられる。

#54ガードナーのバスケットカウントで食らいつくが、千葉Jはワイドオープンのチャンスを作って#31原、#2富樫、#21エドワーズが高確率に3Pシュートを沈めてリードを広げていく。一方の三河はアウトサイドシュートの確率が上がらず反撃の糸口が掴めない中、#54ガードナーがユーロステップで打開してB1個人通算8000得点を達成。さらに1on1からフリースローを得て得点を重ねる。#9ローレンス Ⅱのファストブレイク、#19西田の3Pシュートで食い下がるも、劣勢を覆すことができず、16点差で完敗した。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

前半はプラン通りにしっかりディフェンスも遂行できました。シュートも当たっている選手がいて、良い感じでついていくことができました。

ただし、3Qの途中から、3Pのディフェンスは上手くいったのですが、相手の得意なリバウンドをやられてしまって、その差が今日のゲームだったと思います。

相手はプットバックが強いチームで、ビッグマンが3人いるので、一緒になって飛んでしまうと(リバウンドを)取られてしまいます。

シールしてボックスアウトやサンドしなければならないのですが、そのあたりが後半徹底できなかったという点だと思います。

—試合結果—
2023年1月8日(日)
三河 ● 82 – 92 〇 千葉J
(三河通算成績 10勝18敗)

1Q 三河 25–28 千葉J

7本の3Pシュートで互角の立ち上がり

スターティング5は、#1中村、#7長野、#13ジャワト、#32シェーファー、#54ガードナー。

千葉J#4ローに先制点を許すが、#54ガードナーのフェイダウェイで返上。ピック&ロールでズレを作り、#54ガードナー、#7長野、#54ガードナーと3連続で3Pシュートを沈めて11-4と先行する。

タイムアウトで修正した千葉Jに#4ローのバスケットカウント、#2富樫の3Pシュートで追い上げられるが、好調の#7長野が3Pシュートを射抜いてリードを譲らない。

千葉Jにリバウンドを繋がれて連続で3Pシュートを決められるも、#1中村が3Pシュートを立て続けに決めて応戦。#7長野が3本目を決めれば、千葉Jは#34スミスと#11西村が決め返す。3Pシュートの応酬にアリーナもヒートアップし、互いに譲らずワンポゼッション差で最初の10分を終える。

2Q 三河 44–51 千葉J (三河 19–23 千葉J)

千葉Jのビッグラインナップに苦しむも一桁点差で食らいつく

スタートは、#1中村、#4細谷、#18角野、#21橋本、#54ガードナー。

千葉J#34スミスの連続得点で25-34とリードを広げられる。#54ガードナーがステップバックシュートを決め、ファストブレイクから#4細谷が得点するが、千葉J#11西村の3Pシュート、#21エドワーズのフリースローで二桁リードを作られる。

強度の高いディフェンスに苦しみながらも#54ガードナーがディープ3Pシュートを沈めて会場を沸かせると、#7長野のキックアウトから#9ローレンス Ⅱが、#9ローレンス Ⅱのアタックから#7長野が3Pシュートを射抜いて38-41に。残り4分に#9ローレンス Ⅱがスティールから速攻を繰り出して1点差に迫るが、千葉Jはインサイド主導権を握ってリードを譲らず、7点ビハインドで前半を折り返す。

3Q 三河 67–68 千葉J (三河 23–17 千葉J)

中村の連続得点で追い上げ、熾烈なシーソーゲームに突入

スタートは、#1中村、#7長野、#9ローレンス Ⅱ、#32シェーファー、#54ガードナー。

#1中村がミドル、3Pシュートの連続得点を挙げ、開始3分に#9ローレンス Ⅱのファストブレイクで2点差に詰め寄る。千葉Jは#31原のドライブで踏みとどまるが、開始4分に#7長野のスティールから#32シェーファーがダンクを叩き込んで55-55の同点にする。

開始4分半に#54ガードナーのフリースローで勝ち越すが、千葉Jは#34スミスを中心に得点を重ねて簡単にはペースを渡さない。#4細谷の3Pシュート、#54ガードナーのパワーアタックで突き放しにかかるが、千葉J#34スミスに3Pシュートに決め返され、1点差で勝負の最終Qへ突入した。

4Q 三河 82–92 千葉J (三河 15–24 千葉J)

序盤の10-0のランで突き放され、追い上げ及ばず連敗

スタートは、#1中村、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#21橋本、#54ガードナー。

シュートを決めきれない重い入りとなり、千葉Jに10-0のランを作られて11点のビハインドを背負う。#54ガードナーの1on1で反撃するが、千葉J#34スミスに連続で決められて勢いの乗ることができない。

#7長野がリバウンドでハッスルしてフリースローを獲得。#9ローレンス Ⅱのフリースロー、#18角野のアタックで8点差に追い上げるが、勝負どころでリバウンドから立て続けに失点して点差を詰められず、82–92で連敗を喫した。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

今日も引き続き、3Pシュートはうまくトータルとしては抑えて我々のほうが入りました。

やはりリバウンド、14点がプットバックで我々のオフェンスリバウンドよりも多いので、ここの差がゲームに出たと思います。

今日は#19西田選手と#22シモンズ選手が出場できず、#9ローレンスⅡも100%の状態でないなか、他の選手たちがよく頑張って、#54ガードナー選手も40分出てもらいましたし、内容的には負けていないゲームだと思います。

ただ、勝負所でのリバンドで離されて、一番大事な球際のところで負けてしまった。

千葉Jさんは個人技もすごく、ビッグマンの3選手がパワフルに攻めてきますが、やはりリバウンドが最終的には勝敗を分けるということなので、だからこうやって勝っているのだと思います。

我々は、怪我した選手が早く復帰するということと、まだ試合は続くのでステップアップできるように頑張っていきたいと思います。

ココカラネクスト

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