GKロリスがフランス代表引退を決断「すべてを捧げた」…歴代最多145試合に出場、2018年にはW杯制覇

2023年1月10日(火)11時51分 サッカーキング

ロリスがフランス代表からの引退を決断 [写真]=Getty Images

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 フランスサッカー連盟(FFF)は9日、トッテナム所属のGKウーゴ・ロリスがフランス代表から引退することを発表した。

 現在36歳のロリスは、リヨンに所属していた2008年11月にウルグアイ代表との国際親善試合で代表デビューを果たした。程なくして守護神に定着すると、2011年9月からはキャプテンに就任。ここまでの国際Aマッチ通算出場数は、同国史上最多記録となる「145」を数えている。FIFAワールドカップには4度(2010、2014、2018、2022)、EURO(欧州選手権)には3度(2012、2016、2020)出場。FIFAワールドカップカタールロシア2018では優勝を経験し、2020−21シーズンのUEFAネーションズリーグ(UNL)でもトロフィーを掲げた。

 準優勝に終わったFIFAワールドカップカタール2022の激闘から約3週間程が経過した9日、ロリスはフランス代表のユニフォームを脱ぐことを決断。同選手はフランス紙『レキップ』のインタビューに対し、代表引退という決断に至った背景について次のように明かしている。

「すべてを捧げたという気持ちとともに、フランス代表でのキャリアを終えることにした。身を引かなければならない時は来る。フランス代表は僕自身のものではない。誰のものでもないとないということを僕はこれまで言い続けてきた。僕が去ったとしても、代表チームは継続する準備ができているだろう。準備万端で待ち構えているGK(マイク・メニャン)もいる」

「EURO予選が始まる2カ月半前のこのタイミングで、これを発表することが重要だと感じた。W杯が終わってからも慎重に考えていた。でも、半年ほど前から僕の心の奥深くにあったものは、大会を通じて大きくなっていき、最終的にこの決断に至ったんだ。スランプに陥ったり、競争が激しくなるのを待つよりも、最高の状態で試合に臨みたいと考えた。そして、自分のため、家族のため、子供たちのためにもう少し時間が必要だとも感じている」

「約14年半に渡ってフランス代表のGKを務められたことを光栄に思う。しかし、代表での活動には精神的な疲労も付き物だ。自分のために時間を作ることで、今後数年間は最高の状態でプレーし続けられることを願っている」

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