今永昇太のカブス移籍決定でナ・リーグが日本ファン垂涎の場に? 19人がしのぎを削った“15年前”を越える熱狂は生まれるか

2024年1月11日(木)12時17分 ココカラネクスト

カブス移籍が決まった今永。長らく話題を集めてきた彼の去就決定により、日本人選手の対決に熱視線が注がれている。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 現地時間1月9日、今オフにDeNAからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた今永昇太が、カブスと契約合意に達したとメジャーリーグ公式サイトなど複数の米メディアが報じた。身体検査に問題なければ正式にサインし、発表される運びになった。

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 22年シーズンから鈴木誠也がプレーしているカブス。日本人メジャーリーガータッグは、ドジャースの大谷翔平&山本由伸、パドレスのダルビッシュ有&松井裕樹に続いて、今オフ3組目であり、またもナ・リーグ球団となった。

 自然とファンの目は今季の日本人メジャーリーガー対決へと向くもの。とりわけ今季はナ・リーグで同じ西地区に属するドジャースとパドレスが、3月20、21日に韓国・ソウルで開幕シリーズを迎える。いきなり山本とダルビッシュが開幕投手として投げ合い、大谷が打席に立ち、松井が最終回を締めるかもしれないのだ。

 開幕後も注目のカードが目白押しだ。カブスは4月5〜7日に本拠地でドジャースと3連戦。さらに翌8日からはパドレス3連戦が続く。同26日からは東海岸遠征が始まり、吉田正尚のレッドソックスと敵地ボストンで3連戦。さらに翌29日から5月2日までは敵地ニューヨークで、千賀滉大のメッツとの4連戦が組まれている。

 5月6〜8日は本拠地に戻り、再びパドレス3連戦。同24〜26日には敵地セントルイスで、ラーズ・ヌートバー擁する同地区のライバル・カージナルスとの3連戦が待つ。6月も14〜16日にカージナルス3連戦。21〜23日にはメッツ3連戦となっている。カージナルスとは同地区のため対戦が多く、7月12〜14日に3連戦、8月1〜4日には4連戦を予定している。

 8月は16〜18日に菊池雄星のブルージェイズと3連戦、20〜22日には前田健太のタイガースと3連戦を戦う。9月には今度は敵地ロサンゼルスで、ドジャースとの3連戦。今永、鈴木を擁するカブスだけでも、毎月のようにファン垂涎の日本人対決が見られることになる。

 かつて2009年には、マリナーズにイチロー、城島健司、レッドソックスに松坂大輔、岡島秀樹、斎藤隆、田澤純一、ヤンキースに松井秀喜、井川慶、ドジャースに黒田博樹、カブスに福留孝介と田口壮、インディアンスに小林雅英と大家友和、オリオールズに上原浩治、ロイヤルズに薮田安彦、メッツに高橋建、ブレーブスに川上憲伸、レイズに岩村明憲、アストロズに松井稼頭央が在籍。最多となる19人の日本人メジャーリーガーがプレーした。

 今季は未所属の藤浪晋太郎や上沢直之を除けば、今永の時点で10人目だ。ただ、15年前は主力としてプレーできない選手も何人かいた。またメンバーを見て分かる通り、ヤンキース、レッドソックス、レイズ、マリナーズとア・リーグ中心に主力選手たちが揃っており、日本人対決の場もア・リーグがメッカだった。

 現在は10人全員がチームに欠かせない主力として、大きな期待を寄せられている。そして、その多くがナ・リーグに在籍。24年の日本人対決は、15年前と一転してナ・リーグが熱狂を生む舞台となる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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