「僕が見てきた中ではBだった」大谷翔平両リーグ単独トップ、脅威の3戦連発11号にも同僚ナインからまさかの"辛口判定"の理由とは
2024年5月7日(火)15時43分 ココカラネクスト
大谷は3戦4発と大暴れとなっている(C)Getty Images
ドジャース・大谷翔平の打撃にいよいよ勢いがついてきた。
5月6日(日本時間7日)に本拠地で行われたマーリンズ戦に大谷は「2番・DH」で先発出場。初回に今季初の3戦連発となる11号同点2ランを放つなど3打数2安打2打点2盗塁と連日の大暴れ。両リーグトップの打率は.370まで上昇した。
【動画】3戦連発!大谷翔平が今季11号本塁打を放ったシーン
2点を追う初回無死一塁の場面、初対戦となったルーキー右腕・ロデリー・ムニョスの5球目、96.1マイル(約155キロ)の直球を完璧に捉えると、打球はぐんぐんと伸びてセンターバックスクリーンへ。
打球速度107.6マイル(約173キロ)、飛距離441フィート(約134メートル)の豪快弾で前日から2打席連続弾、これで3戦4発の暴れっぷり、両リーグ単独トップの11号をマークした。この試合では2盗塁も決め、いずれの場面でもスキのないプレーを見せる大谷には称賛の声が高まっている。
一方、試合後は同僚ナインからこんなコメントも聞かれた。
この試合で2回に3号2ランを放った外野手のジェームズ・アウトマンは中継(NHKーBS)の試合後インタビューに応えて、大谷の11号2ランに関して感想を聞かれると「私は大谷選手がホームランを放つのが大好きで、ものすごいホームランを今までもたくさん見てきたので」と”大谷マニア”であると前置きしながら、「僕が見てきた中ではBだったと思います」とキッパリ。あくまで”普通レベル”だったと語ったのだ。
裏を返せば、新天地で大谷が本塁打を放つことがそこまで日常化しているともいえそうだ。
開幕直後は不振に悩んだものの、ここにきて週間MVPも受賞と急激に状態を上げてきている。背景にはロバーツ監督のしっかり休養を取りながらベストパフォーマンスを目指すとの起用もうまくはまっている。
1日(同2日)のダイヤモンドバックス戦はシーズン33戦目にして初欠場。2日間の完全休養をはさんで迎えたブレーブス3連戦は5日(同6日)の1試合2発を含め、12打数8安打の打率「.667」と”猛爆”。特に5日の試合で8回第4打席に放った141メートル弾、特大の10号ソロは自身も「完璧でした」と認める圧巻のパフォーマンスとなった。
同僚として、日々、大谷の進化した姿を見ているとしたら、この日の「B判定」もうなづける。
ナ・リーグ西地区首位を走るドジャースは大谷、フリーマン、アウトマン、T・ヘルナンデスの一発攻勢も実り、マーリンズに6−3と勝利。今季2度目の5連勝で貯金を同最多の「11」とした。さらなる高みに—。気が早い話ではあるが、2年連続の本塁打王獲得へも期待が高まる。大谷の異次元パフォーマンスがますます楽しみとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]