「ジャッジと二人だけ」魚雷バットへの大谷翔平の持論に米注目 “偉才が消さなかった”可能性に関心「何も変える必要はない」
2025年4月4日(金)12時22分 ココカラネクスト

元同僚のイグレシアスの失投を打ち砕いた大谷。(C)Getty Images
メジャーリーグで革新的なアイテムが大きなトレンドとなっている。「魚雷バット」だ。
凄まじい勢いで球界内に広まっている魚雷バットは、通常のそれよりも芯が太く、より手元に近い位置にある新型だ。物理学の博士号を取得した後にミシガン大学で教授を務めた異色の経歴を持ち、現在マーリンズのフィールドコーディネーターを務めるアーロン・リーンハート氏が開発した。
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今季からジャズ・チゾムJr.やポール・ゴールドシュミット、コディ・ベリンジャーなど複数選手が使用しているヤンキースが、開幕6戦で22発、長打率.649、OPS1.006と効果を発揮。これにより球界内で使用者が増え始めている。
もっとも、通常とは大きく異なる形状でもあるため、全選手にとってフィットするわけではない。実際、ヤンキースでも主砲のアーロン・ジャッジは「ここ数シーズン、僕がやっていたことがその理由を物語っている」と明言。あくまで従来のバットが自身に馴染んでいるとした。
そうした現状下で、偉才のコメントが小さくない注目を集めている。現地時間4月2日に行われたブレーブス戦後に、米スポーツ専門局『FOX Sports』などの取材に応じた大谷翔平(ドジャース)は「いきなり使うってことはもちろんないとは思いますし、最初から可能性を排除するってことはないとは思う」と前置きした上で、「今のバットに十分満足してますし、いいフィーリングは返ってきている」とジャッジと同様の持論を展開した。
球界屈指のスラッガーの発言は、複数の米メディアがクローズアップ。専門サイト『Fan Sided』は「この1年間で、魚雷バットを用いた打撃の考えを完全に否定できるほどの好成績を収めた選手は、ショウヘイ・オオタニとアーロン・ジャッジの2人だけだ」と指摘。「50-50の金字塔を昨季に打ち立てた天才は、何も変える必要はない」とした。
一方で本人が「最初から可能性を排除するってことはない」としたように、将来的に使用はありえる。その可能性について同メディアは「現時点で、自分の用具、スイング、アプローチ、打撃に関する考えなど、オオタニは何も変えないだろう」と強調。その上で、こう続けている。
「だが、魚雷バットを使う可能性を消さなかった彼の意欲は、野球の発展に対する正しい考え方を示している。オオタニはリーグトップの打者として君臨しているが、改善の余地は常にあるのだ」
球界内で大きな話題を生んでいる魚雷バット。今後の開発による進化も含めて、その行く末に注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]