大谷翔平、直近7試合で打率.194 まさかの“マイナス指標”も付く不振にロバーツ監督も苦言「ショウヘイは頑張りすぎている」

2025年4月25日(金)11時0分 ココカラネクスト

快音が響かない日々を送っている大谷。(C)Getty Images

 天才のバットからなかなか快音が聞かれない。ドジャースの大谷翔平だ。

 現地時間4月23日に敵地で行われたカブス戦に「1番・DH」で先発した大谷。3回の第2打席に、父親リストから復帰して以来、11打席ぶりとなるヒットを記録したものの、5打数1安打1三振とめぼしい結果は残せず……。チームが6-7と競り負けたこともあって本人の表情も終始険しいままとなった。

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 レギュラーシーズン全体で見れば、打率.261、6本塁打、OPS.847とまずまずの結果を残しているとも言える。しかし、直近7試合では打率.194、2本塁打、OPS.652、出塁率.265と軒並みダウン。また、同期間中にリーグの平均的な打者と比較してチームの得点をどれだけ増やしたかを表す指標「wRAA」は「−0.6」。このマイナス評価は、今の大谷がどれだけ好機をものにできていないかを物語っているとも言えよう。

 直近5試合で3敗と苦心するチーム状況にも起因する大谷の“不振”。この状態を指揮官はどう見ているのか。ロサンゼルスのスポーツ専門局『Sports Net LA』の取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は、「我々が慣れていないことだ」と“二刀流スター”のスランプに持論を展開。その上で「わからないが、ショウヘイは頑張りすぎているのかもしれない。四球もいくつかあったが、四球を選ぶ代わりに自分がアウトになってしまっているところがある」と打席内での振る舞いに苦言を呈した。

 ロバーツ監督がとりわけ問題視した打席がある。それは現地時間4月23日のカブス戦。6-7という僅差で迎えた6回2死二、三塁の絶好機の局面だ。

 一打で試合をひっくり返せるビッグチャンスで、大谷は相手左腕マット・ボイドと対峙。一気呵成に攻め崩したい場面だったが、背番号17はカウント1-1から内角高めのボールゾーンに投じられた94.6マイル(約152.2キロ)の4シームを打ち損じ。結局、平凡な遊飛に倒れていた。

 このシーンを「スイングが大きすぎた」と指摘するロバーツ監督は「あそこは単打で十分だった」とキッパリ。「ショウヘイが打つ時は長打が出るチャンスではあるが、この(カブスとの)連戦、さらに復帰後初戦のテキサスでの試合でも、スイングがアグレッシブすぎるところがある」と積極性が裏目に出ている点を嘆いた。

 投手としての完全復活を目論む今季は厳しい調整が求められるが、果たして、このスランプをいかに脱していくのか。その行方に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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