広島・床田 魚雷バットに興味「メーカーにすぐ“ありますか”と聞いた」 あるぞNPB投手使用1号

2025年4月25日(金)5時45分 スポーツニッポン

 広島・床田寛樹投手(30)が24日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加。26日DeNA戦(横浜)の先発に備え、キャッチボール、ランニングなどで調整した。今季、打率・300と打撃も得意とする左腕は、球界で話題を呼ぶ魚雷(トルピード)バットの使用に意欲を示した。既に用具メーカーの担当者に持参を依頼済み。「見たことないので見てみたい」と心待ちにした。

 探究心が強いのは、投球だけではない。球界で話題を呼んでいる魚雷バット。床田は使用に意欲をのぞかせるとともに、その意図を端的に明かした。

 「投手は、基本詰まる(ことが多い)ので、そこ(根本寄り)に芯がくるということは、いいんじゃないかなと思う。気にはなりますし、見たことないので、見てみたい」

 魚雷バットは、先端が細く芯の部分が太い形状が特徴。ヤンキースの選手が使用し、開幕4戦で18本塁打というメジャー新記録を打ち立てたことで一気に広まった。床田自身も、打撃が得意。今季は登板した4試合のうち、3試合で安打を記録するなど、10打数3安打、打率・300の数字を残す。前回19日の阪神戦では6回2死二塁のカウント3ボールからスイングした。結果は一ゴロだったが、野手に引けを取らない打撃スタイルを確立している。

 「バットはグラブよりもこだわりがある」と言うように、今季は巨人・坂本のモデルをベースに、従来よりグリップを細く改良したばかり。より一層の打撃向上を期す左腕の関心は“新アイテム”に引き寄せられている。

 「メーカーにすぐ“魚雷バットってありますか”と聞き、“確認するね”と返事をもらってから、今は止まっている感じです」

 既にアドバイザリースタッフ契約を結ぶザナックス社に持参を依頼しているといい、使用を心待ちにした。野手では西武・源田が既に試合で使用しているが、投手では床田が初めてとなる可能性があるだけに、今後も注目が集まりそうだ。

 26日のDeNA戦に先発予定。「(安打は)狙っています。やっぱり得点圏で打ちたい」。打撃での貢献を誓いつつ、本業である投球の方でも抜かりはない。

 「前回(DeNAとの対戦で)は初回に点を取られているので、初回を何とか(無失点で)いければいいかなと思う」

 初回に2失点した5日DeNA戦の2回から、目下22イニング無失点を継続中。投打二刀流の活躍で、自身3連勝を狙う。(長谷川 凡記)

スポーツニッポン

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