【巨人】2軍調整中の戸郷翔征「うちにはいい投手がたくさんいる。本当にいい勉強になっています」
2025年4月25日(金)22時32分 スポーツ報知
8回を抑え引き揚げる戸郷翔征(カメラ・今成 良輔)
◆イースタン・リーグ 巨人4—1日本ハム(25日・ジャイアンツタウンスタジアム)
巨人・戸郷翔征投手がイースタン・日本ハム戦で降格後2度目の実戦に臨み、6回65球で2安打1失点。7回1死から外角高めの直球を有薗に右中間席へと運ばれたが「試合をこなすごとに状態は良くなっている。納得できない球もありましたけど、ギアの入れ替えだとか、球速にとらわれない重要性も再認識できた」と前向きに振り返った。
最速は147キロ。「球速を出しにいって体を振ることが一番ダメなので」と、課題を丁寧に見つめてテーマを胸に腕を振った。一方、打者21人に対して三振は2。桑田2軍監督からは登板後、体の開きの早さについて助言された。
追い求めるのは単純なスピードではなく、キレとノビ、制球力を兼ね備えた脅威を与えられるボール。「速いに越したことはないですけど、結局は勝つピッチャーが評価されるわけで。球が強ければ、(たとえ)145キロでも抑えられると思う」と話した。
4回2死一塁では、有薗をオール直球で3球三振。捕手の小林の要求通りに投げ込んだ。「誠司さんにも『ナイスボールだ』と言っていただけた。ああいう球を投げ続けられると(山崎)伊織さんみたいに、いいピッチングが続けられると思う。うちには本当にいいピッチャーがたくさんいる。いい勉強になっています」。1軍で奮闘する仲間からも刺激をもらい、復調を目指していく。