2軍降格の巨人助っ人、復調の理由は「明確な狙い」 全4打席出塁、最短1軍復帰へアピール
2025年4月30日(水)6時10分 スポーツ報知
3回1死一三塁、ヘルナンデスは左前に先制適時打を放つ(カメラ・越川 亙)
◆イースタン・リーグ ロッテ0—12巨人(29日・ロッテ)
巨人のエリエ・ヘルナンデス外野手(30)が29日、2軍降格後初安打を含む2安打と復調の兆しを見せた。イースタン・ロッテ戦(ロッテ浦和)に「3番・中堅」で先発。3回1死一、三塁で左前適時打を放つと、5回無死一塁でも直球を捉えて中前へ運んだ。打率2割1分8厘と低迷して24日に2軍降格となったが、「少しずつ自分の打撃に戻りつつある」と振り返った。
明確な狙いを持つことで、課題を消化しつつある。「最近は難しい球を振っていた。それをいかに見逃せるか」と、ストライクゾーンの見極めをテーマに設定。初回と6回に四球を選んで全4打席で出塁し、「それ(意識)が四球につながり、甘い球を打つことで安打にも大きくつながった」と手応えをにじませた。
「阿部監督が『(1軍で)いける』と感じるようなパフォーマンスを10日間で見せて、呼ばれるのを待ちたい」。最短10日での再昇格へ向けて、着々と状態を上げていく。(小島 和之)