「真芯で」182キロ弾! 巨人助っ人のパワー源は…勝利貢献で祝杯も?「妻と食べに行く」

2025年4月30日(水)5時50分 スポーツ報知

2回2死一塁、右越え2ランを放ち三塁を回るキャベッジは、ジャンプをして松本コーチとタッチを交わした(カメラ・今成 良輔)

◆JERA セ・リーグ 巨人4×—3広島=延長12回=(29日・東京ドーム)

 まさに弾丸ライナーだった。巨人のトレイ・キャベッジ外野手(27)が仕留めた打球は超速で右翼席に吸い込まれた。2回2死一塁。森の初球、144キロの直球を振り抜き、左手親指負傷からの復帰後初となる先制4号2ランだ。打球速度は182キロ。マイナー時代の22年には大谷翔平の最速191・8キロを超える194・7キロ(121マイル)も計測した男はニッコリと笑い、衝撃の一発を振り返った。

 「いつもすごい(打球速度に)関心を持ってやっていますし、感触は最高でした。真芯で捉えることを意識してやっているので、今日はそれができた。久しぶりに戻ってきた本拠地・東京ドームのファンの声援に押されて打てた一発です」

 これで終わらないのが助っ人。4回1死一塁では中前打を放ち好機を拡大すると、延長10回2死走者なしでは左前打を記録し、3安打で今季3度目の猛打賞となった。「9回の試合でも延長戦でも、常に集中力を保つようにしています」。打率も再び3割に乗せた。

 来日から約3か月。「フルスクワット」で約145キロ(320ポンド)の重さを軽く上げるなどのウェートトレで強靱(きょうじん)な肉体をつくり上げてきたが、日本での食のパワーの源は焼き肉。特にハラミが好みだという。「今夜は妻と焼き肉を食べにいくので、またパワーをもらいたいです」と笑みを浮かべた。

 25日から1軍に帰ってきた中で躍動し、チームも9連戦初戦を最高の形で白星を飾った。「チームにとっても大きいと思いますし、特にカープには前回マツダスタジアムで(3連敗で)やられていますので、その借りを返せたかなと思います」と声を弾ませた。その打棒で大暴れし、充実の時を刻む。(田中 哲)

スポーツ報知

「巨人」をもっと詳しく

「巨人」のニュース

「巨人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ